宿題をやる時間がなかった?人は理論では動けない
生徒でいますよ。宿題をやる時間がありませんでした!と言ってくる生徒が。 ポートランド、シアトル、バンクーバーWAの学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。 宿題をやる時間がなかった、という言い訳は私は嫌いです。 なぜなら、宿題をやる時間はあったわけですから。 単純に、宿題を優先してやらなかっただけの話。 つまり、こういう言い訳なら、私は歓迎です。 「宿題よりも大事なことをやっていました!」と。 そうしたら、私も、こう質問できるじゃないですか。 「宿題より大事なこととは?」と。 すると、youtubeです!ゲームです!と来るわけです。 そして、なぜそれが宿題よりも大事なのかを聴けるチャンスなんですよね。 より生徒の本音を聴けるチャンス。 彼らを理解できるチャンスなんです。 それを、上から目線で、宿題をやる大事さ、とか語ったところで、生徒たちはみな分かっていますからね。 宿題の大事さなんて。 分かってはいるけれども、欲望や誘惑に負けてしまう。 それが人間です。 先日、生徒たちに今年の目標を聞いたんですね。 そうしたら、女子は全員同じ目標でした。 男子は一人一人違うのですが。 女子は全員同じ。 何かと言いますと、「ダイエット」でした。 女子の永遠の課題だそうです。 一生終わらないそうです。 しかし、ダイエットはとても単純ですよね。 食べる量を減らして、運動量を増やせばいいのですから。 これほどシンプルなことはありません。 論理では。 でも、論理で分かって、ダイエット成功するなら、ダイエット関連のビジネスが大きくなることなんてないわけですよね。 分かってはいるけれど、今日くらいと思ってチョコレート食べちゃうわけですよ。 今日くらいと思って、アイス食べちゃうんですよ。 人は理論的に分かっても、行動にうつせるとは限りません。 それが人です。 それを理解した上で、話を聞いてくれる人が必要なんですよね。 話を聞いてくれる、理解してくれる。 そんな人がいるだけで、人は前に進めます。 すぐに進まないかもしれませんが、いつか前に進んでくれるのです。 一人でも多くの先生が、子供たちを頭ごなしに叱るのではなく。 一人でも多くの先生が、子供たちの理解者として、子供たちの話を聞いてあげてほしいな、って思います。 そして、理解者であっても、模範的に行動できるのが教育者なんだと思います。...
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