帰国子女受験は、英語だけ頑張ればよいですか?
ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、 巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。 帰国子女受験(高校入試)をする生徒や保護者から 「帰国子女受験は英語だけ頑張ればよいですか?」 という意見をたまに聞きます。 結論、「英語だけ頑張ってもダメ!」ということです。 今回の流れは、 1、 英語が重要な帰国子女入試 2、 国語・数学の安定感が入試の結果に影響する 3、 高校入試がゴールですか? 1、 英語が重要な帰国子女入試 帰国子女入試において英語が重要であることは間違いありません。 特に、帰国子女を多く受け入れている学校(ICU・同志社国際など)では 英検やTOEFLで高い点数を取っていることで、学科試験が免除されます。 また、他の私立高校でも「英検2級や準1級」の取得等により、 英語・小論・面接で受けられる学校もあります。 つまり、国語・数学を受けない試験方式が私立高校の場合存在するということです。 ただし、英語のみ、もしくは英語・小論文で受験できる学校は限られています。 つまり、帰国する予定の都道府県ではそのような入試形式の学校がない可能性があります。 また、公立高校を志望している場合は、英語だけの特別入試はないと考えておいた方が安全でしょう。 2、 国語・数学の安定感が入試の結果に影響する 英語の特別入試が受けられない生徒は、私立高校であっても国語・数学・英語の 3科目入試を受けることになります。公立高校の場合は、5科目入試を受けなければならない 生徒もいるでしょう。 帰国子女受験を受験するということは、英語ができるのは当たり前です。 帰国枠で入試を受ける生徒たちは、ある程度英語力に自信がある生徒たちですし、 学校の先生方も、帰国生が一般生徒たちよりも英語力が高いことはわかっています。 そういった学校の場合、英語では多くの生徒が良い成績を取ることができます。 ということは、入試の合否を決めるのは、数学・国語の安定感であるといえます。 それでは、国語・数学ではどの程度取れれば良いのでしょうか。 もちろん、受験する学校によって目標とする点は変わりますが、 まずは日本の教科書レベルの問題を完ぺきにすることをゴールにしましょう。 その上で、入試を突破するために必要な大まかな国語・数学のレベルは以下の通りです。...
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