子どもが言うことを聞かない?「しつけ」も順番が大事
前回のバイリンガルになるためには順番が大事ですよ、と言う話をしました。 引き続き、育児(しつけ)にも順番って当てはまりますよ、という話です。 ポートランド、シアトル、バンクーバーWAの学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。 前回、お子さんをバイリンガルに育てたいなら、アルファベットよりも先にひらがなを覚えさせましょう、という話をしました。 料理も、家を建てるのも、バイリンガルになるのも順番が大事! もちろん、ひらがなを先に習わせないと、バイリンガルにはなれませんよ!という極端な話ではありません。 ただ、難しいものから先に習い(ひらがな)後に簡単な方(アルファベット)を習った方が楽ですよ、ということでした。 順番って本当に大事なんですよね。 料理にしても、家を作るにしても、お化粧にしても。 順番って大事ですよね。 順番を間違うだけで、ひどい結果になりますよね。 順番が大事なのは、育児やしつけにも当てはまります。 しつけの順番とは何か? 親の責務として、どうしても子供を「しつけ」なくちゃ、と思う方もいると思います。 ありがとうって言いなさい。 ごめんなさいって言いなさい。 あれしなさい、これはしてはいけない。 社会のルールを伝えることも、大人としての責任ですよね。 ただ、こういう「しつけ」というのは必要なのですが、その前にやっておくべきことがあるんですね。 しつけの前にやる必要のあること。 それは「親子の信頼関係を構築すること」 「親子の信頼関係」というと何か難しく聞こえてしまうかもしれませんが。 簡単に言いますと。 「親から十分に愛されている」と子どもが実感できているかどうか。 親に「お子さんを愛していますか?」と聞いても「もちろんです」と誰もが言うことでしょう。 全ての親が、レベルの違いはあれど、子供を愛しているわけです。 でも、子どもがそれを本当に実感できているかどうか。 親の愛情を感じながら、育っているかどうか。 親の愛情を感じている子どもは、ある程度、周りの大人が厳しく指導しても全く問題ありません。 どんな厳しい指導もしっかり受け止めることができる。 でも、「私は親から十分に愛されていない」と感じている子どもは、こちらが厳しく指導しても、あまり効果はないんですね。 それはまるで、コップにフタがされて、水を流しても入らないような。 完全にフタが閉じてしまっているコップにはどれだけ水を注いでも、全く水は入っていきません。 親から十分な愛情をもらっていない子どもの心のフタは閉じています。 水を流し込むためには、どうにかしてこのフタを開けないといけない。 このフタを開けるにはどうするか。 多くの人がやってしまうのが、もっと水を流し込もうとすること。 どうだ!これでも入らないか!と水をどんどん流し込む。 もちろんフタが閉じているので、全く入りません。 では、どうしたらいいのか。...
continue reading