英語ができるってどういうこと?言語化する力
前回のブログ記事で、帰国子女の英語力って実は大したことないんですよ、という話をしました。 大した英語力とは何か。 それは言語化された英語力なんですよ、という話でした。 (参照:ブログ記事:実は大したことない帰国子女の英語力) それでは、言語化の練習として家でできることをお伝えしたいと思います。 ちなみに言語化の練習においては、英語も日本語でもどちらでも構いません。 言語の根幹となるのが言語化する力ですから。 シアトルWA・ポートランドOR・バンクーバーWAにある日本人子女むけの学習塾巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。 言語化の練習 言語化の練習としては、まずは聞くこと、話すこと、読むこと、そして書くことが大事ですね。 うん?四技能のこと? なんだ、言語化の練習と言ったって、結局聞いて話をして読んで書くのか、と。 そうですね。 こんなことは私たちは毎日のようにやっているわけですね。 何も特別なことをしなくても良い。 そうかもしれません。 では、言語化が得意な生徒とそうでない生徒との違いはなんでしょうか。 言語化が得意な生徒 言語化が得意な生徒は、もう5分ほど会話をすれば分かります。 話が流暢かどうかは関係ありません。 ペラペラ喋っていたとしても、言語化できていない生徒はたくさんいます。 言語化が得意な生徒って、相手に合わせて話ができるんですよね。 つまり、生徒の話し相手が5歳児だったら、5歳児がわからない部分を補足しながら話ができる。 相手がアラフォーの先生なら、その先生がわからないであろう知識を付け足しながら、話ができる、という具合ですね。 こう言った言語化できる生徒は日頃何をしているのでしょうか。 家族で会話が多い? 言語化が得意な生徒は、家庭でも多くの対話をしているかもしれません。 食事を囲みながら、今日はどんな1日だったかを話し合ったり。 最近見たニュースについて意見を交換したり。 ただ家族というのは共有していることが多いわけです。 冬休みの思い出、とか話し合って書いたところで、家族同士なら同じことを経験しているわけですから。 子供からしたら、どうしてお母さんに冬休みの思い出を書かないといけないの、となりますね。 何も情報が共有されていない他人だからこそ、書いたり話ししたりすることに価値や喜びが生まれるのです。 言語化が得意な生徒は、実は家族以外の人と多く関わっている生徒です。 他人と関わっていることが多い生徒なんですね。 毎週、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんやおばさんに電話するのでもいいでしょう。 日常を共有していない人と関わることで、相手は何がわかっていて何がわかっていないのかを察するようになるわけですね。 例えば、我が家の6歳児が、友達の話をおじいちゃんにしたとしましょう。 〇〇ちゃんはね、と言っても、おじいちゃんはその〇〇ちゃんを知らないわけですから。 友達の〇〇ちゃんの紹介をする必要がありますね。...
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