あえて教えないこと、先回りしないこと
巣鴨アドバンススクールシアトル校の杉山です。
今回は私が授業をする際に意識していることについて書いていこうと思います。
それは、「あえて教えないこと、先回りしないこと」です。
今回の流れはこちら
1基本的には細かく丁寧に教えますが
2細かく教えすぎてしまう弊害
3何事もバランスが大切
1、基本的には細かく丁寧に教えますが
巣鴨アドバンススクールの強みの1つとしては、
個別授業と違い、生徒同士の横のつながりがありつつ、
集団授業と違い、各個人のレベルや目標に合わせて柔軟に授業を設定できることだと思っています。
例えば英語の授業1つを取っても、
・生徒の学年
・性別
・英語学習歴
・現在のレベル
・目的など
以上のような違いがあります。
国語(日本語)なんて、もっとレベル差があります。
同じ学年・性別だったとしても、ご家庭や学校での環境により、
レベル差はバラついています。バラつきすぎていて、共通のカリキュラムを設定できないくらいです。
このような状況の中で、全員に対して同じ指導方法ではうまくいかないのは明らかです。
なので、基本的には各生徒に合わせて楽しく、やる気が出るような授業を心がけています。
2、細かく教えすぎてしまう弊害
基本的には生徒に合わせて細かく指導しますが、それだけではうまくいかないこともあります。
講師側が先回りして生徒の間違いを指摘して、細かく指導をしていくと、生徒たちが考えることを放棄することがあります。
すると、いつまで経っても生徒たちが自分の頭で考えず、成長も遅くなってしまいます。
なので、時には生徒に自分でやらせてみて、自分の力だけである答えを出させてみることも必要だと感じています。
その際に、ミスをすることももちろんありますが、ミスから学べることは多いですよね。
ここは、本当にバランスが難しいです。
生徒が答えを出す段階でミスをしていたとしても、あえてこちらからは口出しをせず、
温かく見守ることが必要です。
(心の中では、正しい答えを言ってあげたいという葛藤と戦っています(笑))
そして、間違いを指摘しつつも、自分の力で一つの答えにたどり着いたことに対して
意識的に褒めるようにしています。
このような成功体験を通じて、生徒たちが少しずつ勉強する方法を身につけてほしいと考えています。
3、何事もバランスが大切
今回は私の指導論のような内容になってしまいましたが、
要は『何事もバランスが大切だということ』です。
・何も指導しないと、生徒たちは内容が全くわからない。
→その結果、一つのことを学ぶのに時間が掛かってしまう。
・細かく指導をし過ぎてしまうと、子どもたちが自分で考えなくなってしまう。
→その結果、生徒の理解スピードが落ちてしまう。
ざっくり書くと上のような感じですが、
もちろん生徒の学年などにより違いがあり、中々難しいです。
人と人との指導は難しい、だから面白いとも言えます。
私自身も生徒のみんなと一緒に成長していけたらと考えています。
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