甘えさせると自立できない?
「うちの子、私に現地校に来て欲しいって言うんですけど、先生どうすればいいですか?」 ポートランド・シアトル・バンクーバーWAで展開中の学習塾の巣鴨アドバンススクール。 ポートランド校教室長の御殿谷です。 小さなお子さんをお持ちのお母さんからの相談です。 お子さんは、まだ日本から渡米してきて数ヶ月。 英語も、まだまだなレベル。 お母さんからの相談でした。 「うちの子、私に現地校にきてほしいって言うんです。 旦那は甘えさせるなって言うんです。先生。 私、現地校にボランティアに行かない方がいいのでしょうか。」 私は、こうお伝えしました。 「あ、それは男性の考え方ですね。私もそう思っていました。自立させるためには甘えさせない方が良い、と。」 でも、これは色々な研究で明らかになっていることなのですが。 人間というのは、甘える時期が必ず必要です。 たくさん甘えて、満たされて初めて、自立ができるんですね。 コップにいっぱい水が溜まって、溢れ出るようになって、初めて他の人に水を与えることができるようになります。 自立させるためにも甘えさせない、とやってると、自立はどんどん遅くなります。 また本当の意味で自立ができません。 本当の自立って、甘えないことじゃないんですよ。 甘えているから自立できないって違うんですよね。 自立のためにはたくさん甘える必要が出てくるんですね。 甘えられない子の方が、満たされないので、思春期とかに色々と出てきてしまいます。 とにかく甘える時期が必要なのです。 甘えて、甘えて、初めて自立できるようになるんですね。 そういう意味では、現地校が始まると、子供たちは結構大変な状況を過ごしてきます。 自分は何も言えない状態。 周りも何を言っているのかわからない状態。 そんな状態で1日を過ごすわけです。 それは甘えたくなりますよ。 お母さん、甘えさせてってなりますよ。 大丈夫です。 ずっと甘えている人なんていません。 あ、色々な状況の方がいるので、甘えている方はいますね。 ただ、そういう人って、親が先回りをして過干渉になっている人たちです。 過保護ではありません。 過干渉ですね。 助けてって、言われた時は助けてあげてください。 それでいいんです。たくさん甘えさせてあげてください。 良くないのは、こちらが先回りして、あれこれやってしまうことです。 先回りせずに、受け身でいましょう。...
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