海外子女の日本語教育について
ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、 巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。 このブログを読むと 海外で子どもに日本語を身に付ける大変さがわかります。 子どもに日本語教育をするときの落とし穴がわかります。 子どもに日本語教育を継続させるヒントがわかります。 これは、ある保護者Aさんの話です。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 私は、高校まで日本で教育を受けました。 大学進学を期に、日本を離れ、 そのままアメリカで就職・国際結婚、 気が付けばアメリカでの生活も20年になりました。 最近の悩みは、9歳になる息子の日本語教育です。 父がアメリカ人、母親(私)が日本人の家族なので、 息子には日本語・英語のバイリンガルになってほしいと思っています。 小さい頃は夫よりも私といる時間が多かったので、 日本語の方が英語よりも強かったです。 小学校に入る前には、小1の漢字も勉強をしていたし、 『泣いた赤おに』を読んで涙を流していました。 その当時5~6歳だった男の子が、 「なんで青おには、悪いおにのふりをしなきゃならないの。 みんなで仲良くできなかったのかな。」 と泣きながら話すのを聞き、 「この子は、将来すごい天才になるかもしれない!」 と(親バカなのですが)思いました。 息子がアメリカの現地校に入り、 ESLのクラスを受講するようになりました。 それまで家では日本語を話していたため、 現地校の先生からも 「英語がすごく遅れています。」 「他の子より1年くらい下のレベルです。」...
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