ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
今回のテーマは『帰国生入試(高校)の基礎の基礎』です。
高校入試について、どこから準備をすれば良いかわからないという
ご意見をたくさんもらいます。
個人的な結論としては、
「当たり前のことを、当たり前にやりましょう。」
この1点に尽きます。
では、当たり前の事って何をすればよいのでしょうか?
兵法で有名な孫氏が
「敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」
という言葉を残していますが、これがまさに高校入試においてすべきことです。
すなわち、
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志望校(相手)を知ること
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自分を知ること
以上の2点です。
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志望校(相手)をするために必要なこと
そもそも帰国先の都道府県でどのような学校で帰国子女を
受け入れているのかを確認することからスタートしましょう。
公立高校の場合は、
各都道府県の教育委員会のウェブサイトを確認するか、
直接問い合わせてみてください。
帰国する都道府県だけでなく市町村まで決まっている場合は、
近隣の公立高校に直接問い合わせてみるのも一つの手段です。
その際に、「受験科目」「必要書類」
「募集要件(特に9年生が終わらない場合0)」等
確認をするようにしてください。
私立の学校の場合も、
各高校のウェブサイトを確認するか、高校に直接問い合わせてください。
とはいえ、公立高校の場合は基本的に帰国子女の優遇条件等が、
まとめて掲載(各都道府県の公立高校入試:募集要項)されていますが、
私立高校の場合は一々高校のページを確認しなければならず、
手間が掛かります。
そこで、JOBAさんの帰国子女特集ページなどから
一括検索すると効率よく調べることができます。
https://www.jolnet.com/crossmedia/
帰国生徒入試の大枠は以下の記事もご参照ください。
https://sugamoadvance.us/highschool_exam/
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自分を知ること
具体的には以下の点を知ることが大切になります。
・英語力を知ること
・国語・数学の実力を知ること
英語力について
帰国子女入試において、高い英語力が求められることは間違いありません。
高校の独自入試を課す学校もあれば、外部の英語試験の
提出を求める学校もあります。
外部試験の例としては、
TOEFL、英検、TOEIC、IELTs などです。
そのうち、TOEFLと英検が各学校で使いやすいと思います。
英語力の目安は?
英語重視型の入試を課す高校であれば、
TOEFL80点以上、英検準1級あたりが、まず目標とするラインです。
帰国生徒入試で、最難関の高校の場合はTOEFL90点台後半の実力が
求められてきます。
上記のような帰国子女特化型の入試を狙わず、3教科型の入試をする
場合は、まずは英検2級を目標に学習を進めていくことを
お勧めしています。
巣鴨アドバンススクールでは、
『在米1年で英検3級・在米2年で英検2級の合格を目標にしています』
リスニングは現地校で鍛えられ、高得点を取ることができるので、
語彙・ライティングを伸ばしていくことが合否の分かれ目と言えます。
国語・数学について
ここで1つ書かせて下さい。
「帰国生徒で英語ができるのは当たり前。
国語・数学の安定感で合否がわかれる。」ということです。
特に3教科以上の科目で入試を受ける場合は、
国数の出来が合否を左右すると言って間違いありません。
この2教科の勉強は本当に大切ということです。
ただ、アメリカにいると、日本的な模試を受ける機会が
物凄く少ないのが現実です。
日本語補習校でテストを受けている生徒も多くいると思いますが、
単元テスト形式がメインになります。
でも、入試で出題されるのは総合問題。
つまり、単元横断的な学力が求められ、これは一朝一夕では実力がつきません。
近隣に学力テストをする学習塾があれば、ぜひ受検してみてください。
夏などに一時帰国した際に、模擬試験を受検するのも一つ手段です。
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