ワシントン州レドモンド、キャマス、オレゴン州ポートランドにある巣鴨アドバンススクールの杉山です。
本日のテーマは『英検 問題形式リニューアル』についてです。
1、大きな変更点について
2、その他の変更点について
3、英検とは?
1大きな変更点について
英検は2024年度第1回検定より試験形式が一部リニューアルになります。
変更級は3級以上の級になります。
大きな変更点は、①Readingの問題数の減少、②Writingの問題追加の2点になります。
まず、①のReadingの問題数についてですが、対象級は準2級~1級になります。
各級によって違いはありますが、要点をまとめると、
・各級ともに語彙・文法(短文式)の範囲から問題数が減少する
・各級ともに長文問題が1題減少する(3-4問減る)
次に、②Writingについてですが、
・3級・準2級→ Eメールの応答問題が追加される。
・2級以上 → 要約問題が追加される
WritingのEメール問題については、2016年以前の過去問をお持ちの場合は、
そちらを使って対策をすることができます。
要約問題については、今回の英検で初めての実施となります。
・各段落で何が書いてあるのか?本文のテーマは何なのかを意識して読みましょう。
・要約は語彙数がかなり制限されるため、具体的な例示をそのまま書くのではなく、言葉をまとめる(パラフレーズする)ようにしましょう。
・2023年以前の過去問の場合は、大問2の問題を使ってまとめる練習をしてみましょう。
2、その他の変更点について
英検準1…スピーキングの問題が一部長くなる(話題導入文の追加)
準2・3級…試験時間が長くなる(準2:75→80分、3級:50→65分)
3、英検とは?
今回の変更は、良い変更だと個人的には思います。
従来の英検問題は、語彙問題が多く、バランスがリーディングに寄った内容になっていました。
今回の変更により、英語をライティングで運用する力も求められるようになるため、
現地校の内容にも活かせる実践的な内容へと改善されました。
ただ、いくら改善されたとはいえ、英検の結果だけを妄信するのには反対です。
英検はあくまでもツールです。英検の合否に惑わされず、骨太の英語力をコツコツと身につけてほしいです!
とはいえ、今週末受検をされる皆様。
落ち着いて受けてきてください!
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