ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
本日のテーマは「日本帰国に向けて在米中からすべきこと」についてです。
前提としては、帰国直前に慌ててするのではなく、
少しずつ進めていくことが必要になります。
尚、入試に向けて各科目の準備をするのは当然の事なので
今回は割愛させていただきます。
今日の内容は
1、日本語への接触頻度
2、経験・感情を書き留める
3、日本の学校についてのイメージを持つ
1、日本語への接触頻度について
アメリカに来て最初に直面するのは、やはり言語の壁です。
授業中は先生が何と言っているのかを聞き取るだけでも
時間が掛かりますし、ましてや授業中に発言するとなると
多くの時間が掛かってしまうのは間違いありません。
保護者の方々は、何とか英語の授業についていけるように、
ESLを卒業できるように…と、英語の勉強に力を入れていきます。
それ自体は全く問題ありませんが、その結果、
日本語学習を犠牲にしてしまうことについては、
残念だと言わざるを得ません。
ここで日本語とはただ単純に聞く・話すという日常的な言語能力ではなく
読み・書きといった学習言語能力をしっかりと伸ばしておく必要があるということです。
いずれ日本に戻るということ、また日本に戻ったときには
アメリカに来た時よりも当然ですが学年が上がっているため、
抽象的な内容を読み書きできないと日本の授業に全くついていけません。
なので、英語学習も大変だと思いますが、
日本語学習も忘れないで欲しいと思っております。
個人的には、駐在生徒の場合は週1回の土曜学校だけでは頻度としても
学習強度としても足りないと思っています。
(もちろん学年にもよりますが、特に小学校高学年以上の生徒の場合は足りません。)
本を読んでその内容を保護者に伝えるでも構いませんし、
ニュースを親子で一緒に見てその内容について話し合うのでも構いません。
アメリカにいるからこそ、日本語で思考し、アウトプットする習慣をつけて欲しいと思います。
2、経験を書き留める
アメリカにいると文化的にも言語的にも、日本との多くの違いを感じるはずです。
アメリカに来たばかりの生徒にとっては、
多くの場合は悔しい経験につながっていると思います。
これらの文化的な違いや挫折を経験することは、
子どもたちのその後の人生にとってプラスになることは間違いありません。
ただ、そこは子どもです。
喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいます。
他の子ができないすばらしい経験をしたのにもかかわらず、
苦労したことを覚えていない事がよくあります。
そこで、アメリカにいるうちからジャーナリング(日記)を付けることをお勧めいたします。
内容としては1行からでも構いません。
その日に何があって、どのようなことを経験したのか。
また、どのようなことで悔しい思いをしたのか。
はたまた、どのようなことで自分の成長を感じることができたのか。
などなど、少しずつ書き留めるようにしましょう。
3、日本の学校についてのイメージを持つ
これは、ここ最近の駐在の生徒には不利な点かもしれません。
なぜなら、コロナ前のように気軽に学校見学ができなくなっているからです。
よく保護者の方から
「学校見学や説明会の参加は必要ですか?」と聞かれますが、
必ず参加してください。
ウェブサイトにも色々な情報が掲載されておりますが、
百聞は一見にしかず。実際に校舎を訪問し、
学校の先生を聞くことにより日本の学校について
進路にとっての具体的なイメージが持てるようになります。
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