よく生徒たちから言われるんですよ。
「先生、やりたいことが分かりません。」
そんな時は、私はこう伝えています。
「とりあえず目の前の山を登ろう」と。
シアトル(レドモンド・ベルビュー)・ポートランド・バンクーバーWAにある学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
最近の子供たちは、やりたいことが見つからない、と聞きます。
生まれた時から恵まれているから、何も望むことがない、なんて言われています。
今の中学生って、生まれた時から、iPhone4とかですからね。
信じられませんよね。
グーグルマップを紙に印刷して運ぶ必要がないんですよ。
携帯のメール受信ボタンなんか押さないんですからね。
そういう時代を生きている子供達ですよ。
ただ、思い返すと、私だって、高校の時にやりたいことなんか見つかっていませんでした。
私の周りにだって、やりたいことがはっきりしていた友達なんてごくごく少数でした。
弁護士だ!医者だ!教育者だ!
はっきりした目標がある友人が羨ましく思っていました。
そう考えると、別に今の子供達だけの話ではないんですよね。
少なくとも、私が高校生の時代(20年以上前)の時から、周りはやりたいことが見つからない子供達ばかりでした。
さて、そんな私も、高校時代に受けたアドバイス「目の前の山を登れ」が参考になったので、それを生徒たちとも共有するんですね。
生徒たちとの会話はこんな感じです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
生徒「先生!私は将来なりたい職業とかやりたいことが見つからないんです!」
私「そっか。でも大半の生徒がやりたいことを見つけられてないよ。そんなもんじゃないかな。」
生徒「そうですよね。。。」
私「ただ目の前の山は登ろう。どんな山でもいいから。それこそみんなの前には受験っていう山があるわけだ。その山を登ることで、足腰は鍛えられるよ。」
生徒「でも、どの山に登ればいいのか分かりません」
私「そうだね、どの山に登れば正解なのか。どこの大学に行けばいいのか。または大学に行かないで違う道を選べばいいのか。それは誰にもわからないんだよね。でもね、どれでもいい。山に登れば足腰は鍛えられるから。ついた力は次の山登りの時にも使えるんだ。」
生徒「もし受験という山を登り終えなかったら?」
私「受験に失敗とかってこと?ま、偉そうなことを言ってるけど、先生も大学受験、第三志望の大学だったからね。」
生徒「それは。。。。恥ずかしかったですか?」
私「それは悔しかったし、第一志望落ちた時は泣いたよね。そんな悔しさでいっぱいな時に、第二志望まで落ちたんだから、本当に誰にも会いたくなかったよね!でもね、今の先生だったら山に登ろうとしている人を笑う人間、恥ずかしいと思う人間にはなりたくないかな。だって挑戦したんだから。挑戦しただけ、山を登っただけ強くなるし、力もつく。足腰も鍛えられるんだ。」
生徒「なるほど」
私「そう、だから力をつけておいて損することは一つもないよ。受験じゃなければ、英語でもいい。みんなはアメリカにいるんだからね。それを有効活用しない手はないよ。英検2級合格でもいい。トフルでも良い。何かに挑戦すること。何かの山を登ること。そうしたら次の山が見えてくるから。」
生徒「そっか。とりあえず英語の勉強をやりますかね。。。」
私「そうそう。そうやって色々な山を登っていくとね、山登りが楽しくなってくるよ。学ぶことが、挑戦することが楽しいって思えるようになる。そうしたら、人生楽しいよ。日々学習だし、日々挑戦だよ。」
生徒「えー大人になっても勉強ですか?」
私「当たり前でしょ!だって自分から進んでやる勉強ほど楽しいことはないんだから」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
という話を最近、生徒たちとしました。
「目の前の山を登れ」
子供たちにはそういう姿勢を身につけてもらえたら、と思って日々、職員一同、指導に当たっています。
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