将来何になるのか決まっていない子供に親ができること
うちの子は将来何になるかまだ決めていないんです。 こんな質問・相談を受けました。 ワシントン州シアトル郊外、オレゴン州ポートランド郊外、ワシントン州バンクーバーにある学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。 将来何になるか分からない。 これは多くの子、または親が抱えている悩みかもしれません。 中学卒業したらどうする? 高校卒業したらどうする? 大学卒業したらどうする? 常に将来を見据えて今を生きるように言われてしまう現代っ子たち。 そして、お父さんお母さんであれば、子供の将来が心配になるのは当然であり、口を出してしまいたくなるのも当然です。 でも、親がしてあげられることなんて本当に限られています。 せいぜい、子供がやりたいことができる環境を提供してあげることくらいでしょう。 しかし、問題はいつまでたっても子供が何をしたい、と言いだなさい場合かもしれません。 私自身、振り返ると、高校時代から、将来なりたい職業が定まっていなかったので、弁護士になる!と決めていた同級生が羨ましく見えたものです。 ただ、お父さんお母さんに伝えたいのは、将来何になりたいか決まっていなくても問題ないこと。 もちろんなりたい職業が今からはっきりしているなら、それはそれでいいことでしょう。 でも、なりたい職業が決まっていない場合。 そんな時に親ができること。 それは日頃から小さな決断をさせてあげること。 本当に小さなことで構いません。 休日に何をする。 どの映画を見る。 マクドナルドで何を食べる。 スタバで何をオーダーするか。 本当に小さなことで構いません。 受け身ではなく、自分で決める習慣を作っておくこと。 一番良くないのは、全て親が先回りをして、親が決めてあげること。 そうなると、子供は受け身になります。 親に任せておけばいいや、となります。 そうなると、自分はどこの大学に行けばいいか?どこの会社に就職すればいいのか?と自分で決断を下すべき時に、親の決断に頼るようになり、自分で責任を取らなくなってしまうのです。 「決める」という習慣を小さい頃から作っておくだけで、将来何になるか、何をしたいか、という決断を下すときに、自分で決めるようになることでしょう。 自分で決める人は、強い。 なぜなら自分で責任を取ろうとするからです。 自分で選んだ映画、つまらなくても親に文句は言えません。 自分で選んだマックのメニュー、美味しくなくても親に文句は言わないでしょう。 自分で選ぶ。 大学も職業も、自分で選ぶ。 自分で選んだ子は、責任逃れできません。 自分の人生に自分で責任を持つ。 自分で責任を持てる子は、本来の持てる力を発揮します。...
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