ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
本日のテーマは「多読と精読について」です!
本日の内容
1多読・精読とは?
2それぞれのメリット・デメリットは?
3どちらがおススメなのか?
4試験で点数が取れなかったら…?
1多読・精読とは?
多読とは
新しい言語を読むときに、楽しみながらたくさんの本を読んでいく学習法が多読です。
詳しくは
https://sugamoadvance.us/improve_your_japanese_skill/
多読の原則は
・辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
・分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
・つまらなくなったら止める (楽しく読めない本は読まない)
多読では、辞書を引かなければどうしてもわからない内容の本はレベルに合っていないため、本のレベルを下げて8~9割ぐらいの単語はわかる本を読んでいきます。
精読とは
ある英文に対して、文法的にも内容的にも正確に読んでいくことです。
例えば、こんな文があった場合、
Read easy books you can enjoy without translating.
単語的にすべての単語が理解できること。
文法的には、
booksとyouの間に関係代名詞whichが省略されていること。
→you~ translating がカタマリ(形容詞節)を作ってbookを修飾していること
Withoutが前置詞だから、translatingが動名詞(~すること)であること。
などなど、分析的に読んでいくことです。
2それぞれのメリット・デメリットは?
多読のメリットは
・楽しく読み進められる
・ネイティブが使う自然な表現を自然に学ぶことができる
多読のデメリットは
・言語力を急激に伸ばすことは難しいということ。
・わからない部分を飛ばす
→何となく意味がわかるけど…完ぺきに理解できるか怪しい。
精読のメリットは
・分析的に読み進めるため、着実に語学力を伸ばすことができる
・短期的な実力の底上げに向いている
精読のデメリットは
・分析的な手続きは労力が掛かり、多読に比べてつまらない
・学年などを選ぶ
3どちらの方がおススメなのか?
結論、どちらも良い所も悪い所もあるので、目的に合わせて使いわけてください。
ただし、低学年の生徒には精読はさせない方が良いです(というより、できません。)
ある程度学年が上の生徒については、
精読の仕方を学び(具体的には文法などの基礎知識を入れる)、
その後に多読でインプットを増やしていくのが早いです。
まったく文法・単語の知識がなければ、多読をしても何もわかりませんので、
まずは基礎力を上げることからスタートしてみてください。
4試験でリーディングの点数が上がらない場合
これも精読ができていないケースが多いです。
要は現地校でも英語のプリントが渡されますが、何となく内容は
わかっているけど全体的に曖昧な部分があるケースです。
精読をして文章の意味を正確にとらえられるようにしてください。
トレーニングを進めていくと、点数が上がっていきます。
今回の内容についての動画はこちらから!
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