ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)にある学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
さて、今回のテーマは
『駐在生の夏、英語学習について』
今回の内容は
1、夏休みの間に英語力は落ちないか?
2、夏休みに何をする?
3、大切なことなので、何度も書いています。
1、夏休みの間に英語力は落ちないか?
アメリカの夏休みは2か月超と、非常に長いですね。
特に、今年はコロナ禍以降初めて制限のない夏休み。
そのため、日本への一時帰国をされている方も多い印象です。
アメリカの現地校では、一日中英語漬けになっていますが、
日本に戻ると英語を聞く機会は日常ではほぼなくなるはずです。
以前、ある塾生が、
「夏休みで日本(東京)に戻っても、近所には外国の方はたくさんいるから、
その人たちに道案内とか英語ですれば、英会話力を保てるのでは…?」
と言っていました。
当然のように、その生徒は東京にいる外国人に話しかけることができなかったのでした。
それもそうです。もし私も知らない土地に行って道がわからなくなったら、
近くにいる中学生ではなく、大人に話しかけにいきますから…。
英会話力も含めて、夏の間2か月間何もしなければ、英語力は下がる。
これは当たり前のことです。
逆に、学校が始まると日々課題に追われるのは目に見えているため、
時間に余裕のある夏のうちに、しっかりと英語力を伸ばしていってほしいです。
2、夏休みに何をする?
特に日本に一時帰国する人は、アウトプット(スピーキング・ライティング)の
時間を作るのが難しくなるはずです。
ただし、表面的な会話力は現地校が始まれば、すぐに勘を取り戻すことができるはずです。
日本にいる間に一生懸命アウトプットを練習するのもよいですが、
夏の時期こそ基礎に戻ってインプット学習をしてほしいです。
もちろん、その子どもの現在の英語力によりますが、以下のようなことがインプット学習です。
・文法が固まっていない生徒は文法を固めること。
・英語で読書をすること。
・単語を覚えること。
・英語のテレビ・映画を見ること。
特に、文法・リーディングには積極的に取り組んで欲しいです。
夏の間はアメリカの生徒もリーディング力が落ちるため、
この機会にしっかりと差を縮めてしまってください。
最近はオンライン英会話で日本にいながらでも英会話練習ができますが、
ここで一つ注意点があります。
英会話レッスンでフリーカンバセーションだけをしないでください。
フリートークは自由な話題で瞬発力を鍛えられそうですが、実は違います。
結局、自分が使える限られた武器だけでやりくりする能力と、
外国人の前で発言する度胸がつくだけです。
もちろん、フリーカンバセーションの中で言えなかった表現をメモして、
レッスン後に調べて言えるようにすれば効果があるのですが、
残念ながらそこまで頑張れる子はほぼいないです。
ただ、フリーカンバセーションをするのであれば、英語力は伸びないです。
理想としては、リーディングなどで新しい表現を学び、
その表現を何とか英会話レッスンで言ってみる。
それを繰り返すことで英語力が徐々に底上げされていきます。
基本的にはアウトプット中心ではなく、インプット学習をしっかりしてください。
基礎だけを徹底できるのは夏だけの大チャンスです。
3、大切なことなので、何度も書いています。
過去のブログ記事を振り返ってみたところ、毎年のように同じようなことを書いていました。
●現地校のない夏こそ、英語の基礎を作り上げよう(2022.7)
https://sugamoadvance.us/eigo_kiso_summer/
●2022年夏にすること【駐在生ー英語編】(2022.6)
https://sugamoadvance.us/2022summerchuzai-english/
毎年、大切だからこそ書き続けているとも言えます。
本当に大切なことは、地味で当たり前のことなのかもしれません。
なので、
駐在生の夏の英語学習は、基礎徹底をすること。
文法が固まっている生徒は、インプットを中心に学習英語力を伸ばしていくこと。
インスタグラムでの英語表現集はこちらから
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