ワシントン州レドモンド、キャマス、オレゴン州ポートランドにある巣鴨アドバンススクールの杉山です。
本日は夏休みの過ごし方について
忙しい人のために、まずは結論。
夏休みは長く、シアトル・ポートランドは最高の季節です。
ただ、しっかりと計画的に勉強するようにしましょう。
本日の内容
1、どのくらい勉強をすべきか
2、受験生はどのくらい勉強すべきか
3、まとめ
1、どのくらい勉強すべきか
夏休みの間に学力が下がってしまうことをサマースライドと言います。
ある調査によると、小学3~5年生の子どもたちが学期中に習ったリーディングスキルのうち
約20%を、算数のスキルのうち約27%を夏の間に失ってしまうそうです。
また、別の小1~中2を対象とした調査でも、17~34%の範囲内で学期中に習ったことを夏休み中に忘れてしまう…という調査結果が出ています。
(参照:https://www.weareteachers.com/summer-slide/)
サマースライドを防ぐために、やはり夏休み中も勉強を継続する必要があると言えます。
目安としては、
小学生→ 学年×(10~15) 分
中学生→ 学年×(15~20) 分
例えば、小学2年生なら 2×(10~15)分= 20~30分
中学1年生なら 7×(15~20)分= 105~140分
以上を目安に一日の勉強の目安にしてみましょう。
駐在の生徒でまだ英語の基礎が固まっていない生徒は、文法をしっかりと学習していきましょう。
https://sugamoadvance.us/student-story-esl-and-eiken-grade3/
また、いずれ日本に帰国する可能性のある生徒は、
この夏休みの間に苦手を克服するようにしてください。
具体的には、学年相応の漢字をしっかりと読み書きできるようになること、
その学年で習った計算はミスなく正確にできるようになることです。
2、受験生はどのくらい勉強すべきか
夏休みの受験生の勉強時間は、1日8時間程度が必要であると言われています。
ただ、個人的には受験生になったら勉強時間は最低限の勉強枠として必要ですが、
それ以上に何をどのくらい勉強したのか…というところが必要になっています。
帰国を控えている子どもたちが良く勘違いする例としては、
・私は受験でこの科目は使わないから…
・私は英語だけで入試に合格できるから…
と、早いうちに科目を絞ってしまっていることが多いです。
考えてほしいこととしては、科目を絞った帰国子女特別入試というのは、
合格の判断基準が読みづらいこともあり、最後まで合格できるか否かを判断しづらいです。
したがって、帰国子女の特別選抜のみを受けることはリスクがあると言えます。
また、多くの受験生が考えがちなこととしては、ゴールを高校入学にしてしまっていることです。ただ果たしてそうでしょうか?…もちろん、高校入学がスタートです。
なので、高校受験でほとんど科目を使用しない場合でも、周りの一般生徒が勉強する
レベルの勉強はしっかりとして、入学後に困らない準備をしていくことが必要です。
具体的には、英数国の主要3科目で一般生が習う内容については完ぺきにしましょう!
3、まとめ
以上のように夏の間も勉強を継続的にすることで、夏休み前に苦手だった部分を克服し、
夏休み後の新学期に弾みをつけられるようにしましょう。
受験生以外は、日々の勉強ノルマが終わったら夏休みにしかできないことをして、素敵な日々を過ごしてください。
受験生は、この夏が正念場です。
来年の春に自分の好きな学校生活を送れるように、今年はやりたいことを我慢して努力をしましょう。
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