学習塾なのですが、学習塾だけじゃないのが、巣鴨アドバンススクールです。
ワシントン州シアトル郊外、オレゴン州ポートランド郊外、ワシントン州バンクーバーにある学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
保護者の方々から「巣鴨アドバンススクールって寺子屋みたいですよね」と言われることがちょこちょこあります。
学習塾ではなく寺小屋。
これは一体どういう意味なのでしょうか。
2008年にオレゴン州ポートランドにて巣鴨アドバンススクールを開校してからというもの、もう15年が経とうとしています。
現在は、ワシントン州のレドモンドをはじめ、バンクーバー校と、オレゴン州ビーバートンに巣鴨キッズという幼稚園もあります。
その間に多くの生徒が、巣鴨に入っては、帰国、卒業していきました。
ありがたいことに、保護者の方から巣鴨があって助かりました、という声を多くいただきます。
異国の地に、外国人として暮らし始める日本人家族。
ほぼ全員、子供たちは英語力ゼロからの出発。
最初は心細く、寂しい思いをするわけです。
またアメリカ生まれの永住生も、日本語習得に苦労するわけです。
親が日本人であっても、アメリカでの日本語習得は本当に大変です。
そんな駐在の子や永住生の子のための学び舎が巣鴨アドバンススクールです。
平日の放課後に、日本人が集まれる場所がある。
そして、お互いに切磋琢磨でき、時にはふざけたり、真面目な話をしたり、先輩からはちょっとしたアドバイスをもらったり。
塾の先生たちからも、人生の先輩として、色々と相談できたり、雑学を教わったり。
ときには、息抜きとして、時にはやる気スイッチを入れる場所として活用されています。
また、最近はコロナでできていなかったのですが、ドッジボール大会や、ボードゲーム大会、古本市などなど。
日本の学習塾とは違い、日本人コミュニティーとしての巣鴨アドバンススクール。
まるで寺小屋のように、小さな子から高校生まで、または大人も勉強に励んでいるのが巣鴨なんです。
また学んでいることも、英語や日本語、数学や国語だけにとどまらず、アメリカ道を教えています。
武士道ではなく、アメリカ道。
アメリカでは受け身ではダメ、とか。
主体的に生きていくんだ。
何か一つだけでも、強みがあれば、例えばけん玉が得意、折り紙が上手、とか。
何か強みがあればそれを認めてくれるのがアメリカ、などなど。
アメリカ道も教えています。
小さな子から大きな子までが切磋琢磨しており、勉強だけでなく人生についても色々と教わってくる。
それが巣鴨アドバンススクールなんだと自負しております。
そういう意味では、巣鴨アドバンススクールは学習塾というよりも、寺小屋なのかもしれません。
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