よく生徒たちに言われるんです。
「家だと集中できないのに、どうして塾だと集中して勉強できるのだろう」と。
塾では集中できる理由を、新年の抱負と関連してお伝えいたします。
ポートランドOR、レドモンドWA(ベルビュー)とバンクーバーWAにある日本人子女のための学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
新年明けましておめでとうございます。
本年も巣鴨アドバンススクールをよろしくお願いいたします!
新年の抱負
時は2022年。
新年といえば、新年の抱負と題して、目標を設定しますよね。
新年を迎えるたびに、人は新たに決意をするわけですが、この決意とやらは、なかなか続くことはありません。
老若男女が毎年のように様々な挑戦をしてきました。
ダイエットもそうです。筋トレだってそう。勉強だってそう。
新しい手帳を手にしては、真っ白なスケジュールに予定を埋めていくわけですね。
今年は5キロ減らすために、早朝ランニングだ!
今年は筋トレを毎日、まずは腕立て伏せを1日30回やるぞ!
今年こそは、テスト前の一夜漬けでなく、今からテスト勉強に励むぞ!
そんな決意は何処へやら。
大抵は3日間ともちません。
3日坊主という言葉が、昔から引き継がれている理由がここにあります。
どうして人はこんなにも決意が続かないのか。
それは人間とは楽を求める生き物だからですね。
ダイエット!と決意をしても、明日からにしよう、となる。
筋トレ!と決意をしても、ちょっと手首が痛いし、となる。
勉強一日5時間!と決めても、少しずつゲームやyoutubeに時間を使ってしまう。
人は楽な方に楽な方に流されるものなのです。
そういうものです。
人間とは、どこまでも楽をしたがる生物であり、それこそが文明を発展させてきたのですから。
一概に、それが悪いこと、とも言えないわけです。
楽な方より厳しい道のり
人は楽な方に流されるもの。
楽な方の反対は厳しい道のりです。
厳しい道のりというのは、なかなか習慣化しにくいもの。
だからこそ、習慣化できれば、価値が大きいとも言えます。
習慣化するために大事なことに、自分の自由を制限してしまう、という方法があります。
今はお金を払って自由を減らす時代です。
お金を払って、映画館に行くのも、別に大画面や大音量を楽しみたいだけに映画館に行くわけではありませんね。
自由を減らすために映画館に行くのです。
お金を払って、強制的に携帯をオフにする場所に行く。
お金を払う事で、最初から最後まで映画を見る状況を作る。
お金を払う事で、トイレだって事前に済ませようとする。
これが、家でネットフリックスとなると。
いつでもトイレに行けます。
いつでも携帯をいじることができます。
別に途中で見るのをやめることもできます。
果たしてその自由を得る事で、失ったものはないのでしょうか。
もしかしたら、家で見た映画は、携帯なしで最初から最後まで見たら、いい映画だったかもしれないのに。
キャンプに行くことだって自由を減らしていますよね。
荷物を準備して、わざわざ携帯の電波が届かないところに行く。
わざわざ電気が使えないところに行くわけです。
わざわざ水が限りある場所に行くわけです。
それでも人は、キャンプに行きます。
それこそ、柔らかいベッドで寝れることを感謝するために、キャンプに行くわけです。
今はお金を払って、自由を減らす時代なのです。
人は自由があると、楽な方向に楽な方向に行ってしまい、目標から遠ざかってしまうから。
新年の目標を持続させるには
新年の目標に戻ります。
新年の目標も、選択肢があることで、少しずつですが、確実に楽な方向に行ってしまうわけです。
そこはどうやったら自由を減らせるかを考えてみましょう。
ダイエットや筋トレであれば、ジムにお金を払うのも1つの手でしょう。
ただそれだけだとまだ自由です。
ジムに行かない、という選択肢があるからです。
それなら、専属のトレーナーをつけてしまいましょう。
お金はかかるでしょうが、その代わり、ダイエットと健康を手に入れることができます。
実は塾も自由を減らす一面がありますね。
塾とは、自由がありません。
家だったら、携帯だって触っていられる。
お腹が減ったら、キッチンに行ってつまみ食いができる。
リビングからテレビの音が聞こえたら、テレビを見に行くことができる。
家だと自由です。
楽をしたい人間が、自由の中で厳しい道のりを選ぶのは困難です。
「無理ゲー」というやつです。
それなら、選択肢を減らしましょう。
塾に行って、勉強以外にやることがない状況に自分を追い込みましょう。
そうしたら、お子さんはこう言っている事でしょう。
「塾だと集中して勉強できるんだよね」と。
まとめ
生徒の発言「どうして塾だと集中できるのだろう」と新年の抱負を関連づけてみました。
新年とは気持ちの良いものです。
なぜなら心新たに挑戦する良い機会だからです。
ただ、その挑戦する心も、自由があることで、少しずつですが、着実に人は楽な方向に流れていきます。
そんな状況を良くするためにも、自由を減らすことが大事です。
選択肢をなるべく少なくする。
そんな状況を作ってしまうことで、人は挑戦し続けることができるのです。
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