今回は、校舎のあるベサニー周辺の現地中学校の紹介です。
結論から申し上げますと、当校(ポートランド校)に通っている生徒が在籍している現地の中学校は主に2校、ストーラー中学校とタムウォーター中学校になります。
学習塾・巣鴨アドバンススクール・ポートランド校の御殿谷です。
アメリカ・オレゴン州の中学校制度
アメリカは州ごとに教育制度が異なります。オレゴン州では小学校・中学校・高校をそれぞれ5年・3年・4年制としています。つまり、小学校は5年間、中学校は3年間、高校は4年間ですワシントン州も同様の区分です。中学校は日本の小学校6年生から数えて3年間、高校は日本の中学3年生から4年間に相当します。多くの州で採用されている一般的なシステムですね。
日本のように全国一律のカリキュラムではなく、州や学区によって教育内容や制度に違いがあります。そのため、**「オレゴン州の中学校」**と言っても、日本とは異なる区分や運営方法になっている点に注意が必要です。
ベサニー周辺の現地中学校リスト
ポートランド校が位置するベサニーエリア(住所上はポートランドですが学区はビーバートン学区)周辺には、現地の公立中学校が全部で6校あります。以下がそのリストです。巣鴨ポートランド校に通っている生徒のほとんどはストーラー中学校に在籍しています。
-
ストーラー中学校(Stoller Middle School)
-
タムウォーター中学校(Tumwater Middle School)
-
メドーパーク中学校(Meadow Park Middle School)
-
マウンテンビュー中学校(Mountain View Middle School)
-
シダーパーク中学校(Cedar Park Middle School)
-
ファイブオークス中学校(Five Oaks Middle School)
以上がベサニー周辺の主な6つの現地中学校です。
以下では、各中学校のデータを項目別にランキング形式で比較してみましょう。
在籍生徒数ランキング(2023年)
各校の生徒数(2023-24年度の在籍人数)は以下の通りです。ストーラー中学校が群を抜いて多く、約1,000人以上の生徒が在籍していますresources.finalsite.net。
-
ストーラー中学校 – 1,058人resources.finalsite.net(※ベサニー地区で最大規模)
-
タムウォーター中学校 – 997人beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 822人mountainview.beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 786人fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
メドーパーク中学校 – 696人beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 660人beaverton.k12.or.us
ストーラー中学校は1,000人を超える規模で、他の中学校と比べても飛び抜けて生徒数が多いですねresources.finalsite.net。実際に校舎を訪れると、生徒の数の多さを肌で感じます。
アジア人比率ランキング(2023年)
各校における生徒の人種構成の中で、アジア人(Asian)の割合を比較すると以下のようになります(2023-24年度のデータ)。
-
ストーラー中学校 – 生徒の56%がアジア系resources.finalsite.net
-
タムウォーター中学校 – 生徒の27%がアジア系beaverton.k12.or.us
-
メドーパーク中学校 – 生徒の14%がアジア系beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 生徒の9%がアジア系fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 生徒の7%がアジア系mountainview.beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 生徒の4%がアジア系beaverton.k12.or.us
オレゴン州全体の人口比率では約78%が白人でアジア系はわずか4%程度と言われます。そう考えると、ストーラー中学校の**アジア人比率56%**がどれほど突出して高いかお分かりいただけるでしょう。ストーラー中では生徒の半数以上がアジア系という計算になります。同様にタムウォーター中学校も27%と、この地域では際立った高さです。
アジア系生徒には日本人も含まれますが、近年では中国系やインド系のご家庭の児童が増えている印象です。日本人はアジア人全体の中では少数派になりつつあります。
低所得世帯の割合(2023年)
生徒の家庭所得に関する指標として、低所得世帯(無料または割引ランチ受給対象)の生徒割合を比較します。各校で**“Students Experiencing Poverty”**と報告されている値を引用します(家庭所得が基準以下で、学校給食が無料または割引となる生徒の割合です)。
-
メドーパーク中学校 – 40%beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 37%mountainview.beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 30%fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 25%beaverton.k12.or.us
-
ストーラー中学校 – 10%resources.finalsite.net
-
タムウォーター中学校 – 10%beaverton.k12.or.us
上記の数値が高いほど低所得の家庭の生徒が多いことを示します。メドーパークやマウンテンビューでは4割前後の生徒が該当し、ファイブオークスも3割程度です。一方、ストーラーとタムウォーターでは1割程度に留まっています。ストーラー中学校の場合、**生徒の90%近くの世帯が比較的裕福(低所得基準を上回る)**ということになります。
補足:アメリカの学校給食制度では、世帯所得が一定以下の場合に子どもの給食費が無料もしくは減額されます。例えば2023-24年度の場合、3人家族で年収約45,991ドル以下なら給食費減額、約32,318ドル以下なら無料で給食を受けられる基準がありますktvz.comktvz.com。上の「低所得世帯の割合」は、それぞれの学校でこの基準以下の所得の家庭の生徒が占める割合と言い換えることができます。つまり、ストーラー中学校の場合は90%の家庭が年収約46,000ドル以上であるということですね。
科目別の学力(学年相応レベル到達度)
次に、標準テストに基づく**科目別の「学年相応レベルに達している生徒の割合」**を比較します。生徒たちは毎年州の学力テストを受験し、その結果から「各科目で州の定める学年水準を満たしている生徒の割合」が公表されています。ここでは直近の2023-24年度の結果を見てみましょう(括弧内はオレゴン州平均)。
新型コロナ禍の影響で学力全般が低下したと言われており、コロナ前と比べると各科目ともに合格率が下がっています。しかし数字が高いほど「その科目で学年水準に達している生徒の割合」が大きいことを意味します。
数学(オレゴン州平均 29% 〈2023-24〉)
-
ストーラー中学校 – 69%resources.finalsite.net
-
タムウォーター中学校 – 58%beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 37%beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 28%fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
メドーパーク中学校 – 20%beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 16%mountainview.beaverton.k12.or.us
英語(リーディング&ライティング)(オレゴン州平均 42% 〈2023-24〉)
-
ストーラー中学校 – 73%resources.finalsite.net
-
タムウォーター中学校 – 60%beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 47%beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 38%fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 27%mountainview.beaverton.k12.or.us
-
メドーパーク中学校 – 26%beaverton.k12.or.us
理科(オレゴン州平均 27% 〈2023-24〉)
-
ストーラー中学校 – 45%resources.finalsite.net
-
タムウォーター中学校 – 39%beaverton.k12.or.us
-
シダーパーク中学校 – 29%beaverton.k12.or.us
-
ファイブオークス中学校 – 23%fiveoaks.beaverton.k12.or.us
-
メドーパーク中学校 – 20%beaverton.k12.or.us
-
マウンテンビュー中学校 – 20%mountainview.beaverton.k12.or.us
ご覧のように、ストーラー中学校とタムウォーター中学校は全ての科目で州平均を大きく上回る高い成績を収めています。他の学校と比べても群を抜いており、この2校の水準の高さが際立っています。resources.finalsite.netbeaverton.k12.or.us
またシダーパーク中学校も各科目で州平均(Math 29%, ELA 42%, Science 27%)をやや上回る健闘ぶりですbeaverton.k12.or.us。一方、メドーパーク、マウンテンビュー、ファイブオークスの3校は総じて州平均を下回る科目が多く、特にメドーパークとマウンテンビューでは英語・数学で学年相応レベルの生徒が20〜27%程度と低い状況が見られますbeaverton.k12.or.usmountainview.beaverton.k12.or.us。しかしファイブオークス中学校は数学で28%と州平均にほぼ近づくまで改善しており(コロナ禍後に+3ポイント上昇fiveoaks.beaverton.k12.or.us)、他の科目でも徐々に持ち直してきている様子がうかがえます。
なぜストーラーとタムウォーターがこれほど優秀なのか?
もちろん各学校の教育プログラムや教師陣の質も理由として考えられますが、データから見えてくる一因として**生徒の家庭環境(所得水準)が挙げられます。前述の通り、ストーラーとタムウォーターは他校に比べ低所得家庭の割合が圧倒的に低く、比較的裕福な家庭が多い学区です。
貧困層の少なさは学力の高さと強く相関することが知られており、世帯収入が高い地域の学校ほどテストスコアも高い傾向があります。実際、どの州でも「家庭の経済力が高い地域=学校の成績も高い」**という安定した相関が見られます。
もう一つの要因は人種・文化的背景による教育への取り組み方です。特にアジア系のご家庭は教育に重きを置く傾向が強く、子どもの学業成功に対して熱心なことで知られていますgse.harvard.edu。
ストーラー中学校ではアジア人の占める割合が半分以上と非常に高く、タムウォーター中学校でも約4人に1人がアジア系です。このような背景を持つ生徒が多いことも、全体の学力水準を押し上げている一因と言えるでしょう。実際、アジア系アメリカ人の学生は他の人種と比較して平均して高い成績を収めるという報告もありますgse.harvard.edu。
まとめ
以上、ポートランド校(ベサニー地区)周辺の現地中学校の最新データを比較しました。ストーラー中学校とタムウォーター中学校が、生徒数の規模から学力面まであらゆる指標で突出して優れています。その背景には、学区内の富裕層の多さと、それに伴う教育環境の充実が大きく影響していると考えられます。加えて、アジア系家庭の多さも学力水準の高さに寄与しているでしょう。もっとも、アジア人と一口に言っても様々ですが、近年では中国系・インド系の家庭が増えており、教育熱心なコミュニティが形成されている印象です。
他の中学校についても触れておくと、シダーパーク中学校は生徒規模こそ中程度ですが、科目成績では州平均を上回る健闘を見せています。一方、メドーパーク、マウンテンビュー、ファイブオークス中学校は低所得家庭の割合が高いこともあり、学力面では州平均を下回る課題が見られます。しかしファイブオークス中学校のように一部で改善が見える学校もありますので、今後の動向にも注目したいところです。
いずれにせよ、ベサニー周辺で現地校を検討する場合、ストーラー中学校とタムウォーター中学校が群を抜いて高い教育水準にあることは押さえておきたいポイントです。学区選びの参考になれば幸いです。
参考リンク: 現地中学校の公式サイト一覧(ベサニー周辺)
-
ストーラー中学校 (Stoller Middle School)
-
タムウォーター中学校 (Tumwater Middle School)
-
メドーパーク中学校 (Meadow Park Middle School)
-
マウンテンビュー中学校 (Mountain View Middle School)
-
シダーパーク中学校 (Cedar Park Middle School)
-
ファイブオークス中学校 (Five Oaks Middle School)
各学校の詳細な成績やデータは、オレゴン州教育局のレポートカード(学校別報告書)でも閲覧できます。興味のある方は以下のサイトでお子さんの通う学校名を検索してみてください。

↓ はオレゴン州各学校のレポートカードが見れます。自分の子供が通う学校のレポートカードも見られますよ。
https://www.ode.state.or.us/data/reportcard/reports.aspx








