こんにちは。
ポートランドOR、バンクーバーWA、レドモンドWAにある学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
先日、何人かの保護者の方に同じような質問をされたんですね。
「子供が指を使って計算をしてしまって。。。」と。
計算をするには指を使わせないほうがいいのでは、という話ですね。
読者の皆さんにも参考になるかな、と思いましたので、ブログにも掲載しておきます。
結論からお伝えすると、数字を計算する上で、指を使うことは全く問題ありません。
できる限り、指で数えることは止めないようにしましょう。
邪魔しないようにしましょう。
そもそも数字とは何か。
数字というのは、その数字自体は何も意味を持ちません。
1 とか 2 とか言っても「なんのこと?」って思いますよね。
ただの数字です。
1以上でも以下でもありません。
ただの数字です。
それが1冊とか2冊とかになった途端に、意味を持ちます。
本が1冊あるんだな、となるわけです。
ノートが2冊あるんだな、と。
そのため数字と何か実質的なものを繋げることは非常に大切です。
指で数字を数える事。
こちらは、いくらでも指を折って数えてもらいましょう。
ご家庭で教える時も、指やブロックを使って教えてましょう。
いくらやっても構いません。
そしてそれを繰り返してやっていくと、数字と指が繋がってきます。
1と言ったら、指1本だな、となります。
2と言ったら、指2本だな、と。
そのうち指を使うのは面倒だな、となるわけです。
この面倒なプロセスを通らないと、数字の楽さはわかりません。
指で数えなくてもいいのか、となった時に、やっと指で数えていたことが活きてくるのです。
指で数えていると、10進法が定着します。
ちなみにパソコンというのは2進法です。
ゼロと1しか使いません。
10進法 ⇨ 2進法
0 = 0
1 = 01
2 = 10
3 = 11
4 = 100
5 = 101
6 = 110
7 = 111
8 = 1000
9= 1001
となるわけです。
2進法、よく分かりませんよね。
普段物事を2進法で数えませんからね。
指を使うことで十進法が身につきます。
指を使う事で、11って2つの手では不十分で、もう1つ手がないと難しい、って思いますからね。
まとめ
指で数字を数える事。
これは何度もなんどもやっておきましょう。
そうすることで、徐々にですが、指で数えるのが早くなることでしょう。
そして、指で数えるのが早くなると、そのうち、頭の中で指を数えられるようになります。
そのうち指が消えて、数字だけで計算できるようになります。
このプロセスをスキップしてしまうと、数字と実物が繋がりません。
繋がらないと、数字が何かただの無機質なものになります。
無機質なものになると、今後、文章問題などが出てくると、数字だけを足せばいいや、引けばいいや、となりがちです。
指で数字を数えること。
これは子供にどんどんやらせましょう。
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