先日ドッジボール大会を開催しまして、たくさんの生徒や保護者の方々に参加してもらえました。本当にありがとうございました。
ワシントン州オレゴン州にある学習塾・巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
実に3年ぶりのドッジボール大会の開催。
今回も18歳の元塾生にドッジボールのボランティアリーダーを担当してもらいました。
もちろんドッジボールを楽しむためにイベントがあるのですが、それ以上に、ドッジボール大会を通して、未来ある人材にリーダー経験を積んでもらいたいと考えています。
私にとってドッジボール大会は、人材育成のため、リーダーシップを育むためのイベントなのです。
もちろん、その副産物としてみんながドッジボールを楽しんでもらえたらさらに嬉しい訳です。
リーダーというのは人知れず色々なことを決めなければいけません。
今回のようなドッジボール大会であれば、いつドッジボールを開催するべきなのか。
他のイベントと重ならないか。
また、会場はどこにするべきなのか。
何時にドッジボール大会をスタートするべきか。
保護者宛のメール作成から始まり、申し込み方法であるオンラインフォームの作成など、リーダーには色々なことに取り組んでもらいました。
リーダーは細かいことも含めて、色々と考えないといけません。
参加者が集まった際には、人をどう誘導するべきなのか。
今回で言えば60人以上の人たちを誘導するのです。
友達5人と遊ぼう、というレベルではありません。
その場で何をどうするかを決めよう、では対応できません。
また、逆に決めておいても、その通りにするべきかどうかも分かりません。
決めておくことも大事ですし、当日には臨機応変に対応するのも必要です。
例えば、ドッジボール大会のチームわけをどうするか、という問題があるとしましょう。
なるべく均等なチーム力になるように、強すぎるチームが出てこないようにメンバーを選びます。
ただ、どんな子が参加するのか、当日にならないと確定しません。
当日に急なお休みもあることでしょう。
また、どの子が参加するかが分かったとしましょう。
年齢も性別もわかったとしましょう。
それでも、その子がどれくらいドッジボールが上手いのかも分かりません。
そうなると、情報も十分ではないし、当日決めればいいや、となります。
ただそれではダメなのです。
あくまでも、こちらで仮説を立てて、決めておくことが必要です。
世の中の大半はわからないことだらけです。
そんな時に、分からないから何も決めない、これはリーダーではありません。
チーム分けもそう。
一体どこまでの情報がそろえば公平なチーム分けができるでしょうか。
それさえ分かっていないのに、これでは十分な情報ではないから、当日場当たり的にチーム分けをしておけばいいや、と考えていたら、それはリーダーの怠慢です。
そうではなく、リーダーは事前に色々と決めておく。
仮条件でいいので決めておく。
申し込み人数が40人だったら、こうしておく。
仮条件をいくつか想定しておいて、当日は臨機応変に対応するから、学びがあるのです。
十分な情報がない中でもとりあえずでいいので決めておく。
決めておくから、臨機応変に対応ができる。
決めるから問題も洗い出しできる。
決めておくから、物事が前に進むのです。
何も決めずに当日を迎えていたら、バタバタしたけどドッジボール楽しかったね、で終わりです。
そこには学びも何もありません。人材育成にはなりません。次に繋がらないのです。
そういう意味で、今回のドッジボール大会は学びが多い大会でした。
後日、ボランティアリーダーとドッジボール大会の総括を話し合うのですが、それも含めて人材育成と考えています。
正直いうと、ボランティアリーダーにイベントを任せると、私の仕事は大幅に増えます。
でもそれ以上に、人材が育っていくのが嬉しいのです。
まだまだイベントを企画してもらっているので、今後も楽しみです。
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