ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
今回のテーマは『バイリンガルと年齢』です。
今日のお話
1 気を付けることは6つ
2 具体的に見ていこう
3 動画づくりは意外と大変
1、気を付けることは6つ!
- 間違いに対して寛容であること
- モノリンガルの立場で非難しない
- しつけの一部としての、ことばの使い分け
- 親の偏見=子どもの偏見の元
- 親は良い聞き役であること
- 学習仲間が作れる環境づくり
2、具体的にみていこう!
- 間違いに対して寛容であること
子どもが外国語(親の母語以外)を一言でも喋ったことを想像してください。
どう反応しますか?
きっと、
「すごいね!よくそんな言葉を覚えられたね!」
と、子どもをほめると思います。
しかし、日本語(親の母語)になったとたんに、
親は無意識のうちに厳しい採点者になりがちです。
子「ぼくに おかし あげて!」
親「ちがうでしょ、ちょうだいでしょ!!」
2つの言語を同時に勉強している子どもが、
親の日本語レベルを超えることはほとんどありません。
子どもはどんなに日本語を学んでも、親に日本語の間違いを
何度も訂正されることになります。
すると、どうでしょう?
子どものモチベーションは上がるでしょうか?
私なら
「勉強しても、日本語が完べきにならない」
「親の期待するレベルで日本語を話せない」
と考えて、匙を投げてしまうと思います。
- モノリンガルの立場で批判しない
バイリンガルの良い所は、相手の言語力を瞬時に見抜き、
相手と自分にとって最適な言語で話しかけることができる点です。
例えば、日本語と英語のバイリンガルの子どもを想像してください。
ある人に英語で話しかけたところ、しどろもどろの回答が返ってきました。
子どもは「この人には日本語で話しかけた方がよさそうだ」と
すぐに判断し、日本語に切り替えます。
これは、バイリンガルのお子様の他人に対する配慮・やさしさだったりします。
- しつけの一部としての、ことばの使い分け
②で必要なことは、頭ごなしに言語をスイッチすることを否定するのではなく、
親が言語についてのルール作りをしてしまうことです。
言葉はとっさに出てきてしまうものなので、話者にはコントロールし辛いものです。
だからこそ、親がルールとして言語の使い分けをしつける方が効果的です。
例えば、「日本語で話しかけられたら日本語で答える。」などです。
- 親の偏見=子どもの偏見のもとになる
これは日本からの駐在の保護者(特に英語が得意ではない保護者)が
やりがちな失敗です。
アメリカでは家から一歩外に出れば、公用語は英語になります。
英語が母語ではない親にとって、言語の点で、日本では考えられないような
苦労をすることがあると思います。
最近では、マスクをして外出することが多いため、
相手が言っていることが聞き取り辛かったり、
自分の英語が伝わらなかったりしますよね。
先日、台湾料理を食べに行った時のこと。
店員さんが話す内容がまったくわかりませんでした。
中華系のお店では、いつも中国語で話しかけられるので、
「中国語わかりません。すみません。」と伝えたところ、
実はそれが英語だったということもありました(笑)
これを笑い話にするのであれば問題ないのですが、
現地(この場合だとアメリカ)の批判・不満・グチを子どもに言わないようにしましょう。
聞かされている子どもは、アメリカに対して嫌な気持ちになり、
英語を学ぶモチベーションも下がってしまう恐れがあるからです。
親こそ、2言語の環境を楽しむことで、
子どもも自分の体験を肯定的に受け止めてくれるようになるはずです。
残り2つ「⑤良い聞き役になること」「⑥学習仲間」は
動画を見てくれると嬉しいです!
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3、動画づくりは意外と大変
中々更新頻度の上がらない動画。
なぜかカメラの前で一人で話すと緊張してしまい、
噛み倒します(笑)
噛んでしまうと編集点も多くなるわけで、
動画をカット(多少、聞きやすくする)だけでも時間が掛かります。
で、ようやく完成した以下の動画。
なぜか画質が物凄く悪いです(泣)
動画についてはまだまだ不慣れなので、甘めに見てください。
(実はTake 5くらいまで撮っています(笑))
いいね、チャンネル登録をして下さると嬉しいです!!
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