「巣鴨、いいカモ、〇〇かも」でお馴染みの
ポートランド・シアトル・バンクーバー(WA)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。レドモンド校の杉山です。
さて、日本のお正月といえば何でしょう?
おせち料理? お年玉? 初詣?
いえいえ、書初めですよ!!!
ということで、先週の日曜日に(少し遅めの)書初めイベントを実施いたしました。
実に2年ぶりのお習字イベントです。
なぜこんなにも久々のイベントになってしまったのか。
それは、私自身は左利きのため、お習字全般に苦手意識を抱えているからです。
小学校低学年の時に、ご老人夫婦がやっている習字教室に通っていたのですが、
そこでは右手で書くことを強制されていたんですよね。
もしくはそのご夫婦が、私が左利きということを知らなかったのでしょう。
とにかく、硬筆も毛筆も手が震えてうまく書けないし、
利き手で書いてないわけですから、当然他の子どもに比べて時間が掛かるし…
先生の目を盗んで左手で書いていたこともありましたが、
先生のギラリと光る眼が怖くて毎回はできず、毎回プルプル震える手で習字をしていました。
人生で初めてサボった習い事もお習字でした。
お習字に行くと言って、近くの用水路でザリガニ釣りをして時間を潰していました。
というわけで、お習字が嫌いで仕方ありませんでした。
そういった経緯があり、お習字から遠ざかっていたのですが、
「子供に書初めを経験させたい」という保護者からの要望もあり、
実現するに至りました。
中には初めて習字筆を持つ生徒もいたようで、
どのように筆を使うのかという練習をしていきました。
筆で文字を書くのがよっぽど楽しかったのでしょう。
授業中は集中するのに時間が掛かる小さなお子様も、夢中になって字を書いていました。
私が子供のころは左利きの生徒も右手で習字をしていましたが、
ここは2020年のアメリカ。左手の生徒は左手で、自分が納得するまで文字を書いていました。
習字に参加した生徒の皆さんが、日本語の楽しさや奥深さを感じてくれれば嬉しいです。
来年もぜひ実施したいと思います。今後も、アメリカにいながら日本を感じることが
できるイベントを実施していきます!