ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
本日のテーマは「第二言語習得に向けて インプット環境が大切」ということについてです。
今回の内容について
1インプットが必要であること
2インプットと年齢
3インプットの質
4インプットと量
1、インプットが必要であること
第二言語をマスターするためには、やはりインプットが必要です。
英語学習者・日本語学習者の両方ともそうですが、
言語習得の過程で「インプットを大量にする→アウトプットが増えてくる」
という矢印が成立するはずです。少なくとも、私は今まで
インプットのレベルよりアウトプットのレベルが高い生徒を
見たことがありません。
なので、第二言語においてアウトプット(スピーキング・ライティング)が
できるようになるためには、インプット(リスニング・リーディング)を
することが大切であるということです。
2、インプットと年齢
インプットの方法としては、
幼児期(小学校に入るまで)リスニングによる入力
小学生(低学年・中学年) リスニング+文字情報
小学校高学年以上 文字情報+リスニングを組み合わせる
ということで、年齢が低いうちはリスニングによるインプットに依存し、
年齢が上がるにつれて文字情報(リーディング)からのインプットを増やしていく
という方法が王道です。
幼児期~小学校低学年の間は、子どもの耳は羨ましいほど良いです。
音楽やテレビ番組を見せてあげることで意識的に耳からのインプットを
させることによって、子どもの言語力は飛躍的に向上します。
ただ、耳だけの情報だけでは、高いレベルまでは到達できません。
そこで、リーディングによるインプットが大切になっていきます。
自分で読むことができるようになると、子どもの言語レベルが高くなります。
日本語の場合は、補習校に通っているか否かを問わず、
ひらがな・カタカナはしっかり読めるようにしておきましょう。
そうすることによって、フリガナが付いている本を自分で読むことが
できるようになります。それにより、知らない漢字が出てきたとしても
フリガナから言葉の読み方、及びその意味を理解できるようになります。
3、インプットの質
難しすぎず、簡単すぎないレベルに設定しましょう。
簡単すぎても舐めてしまいますし、難しすぎてもやる気が出なくなってしまいます。
よく言われているのは「既知情報+1」ということです。
つまり、自分が知っている情報よりも少しだけ難しい内容の
インプット活動をすることです。
例えば、小1の漢字をすべて覚えている生徒の場合です。
彼にリーディングさせる場合に、基本的には小1の漢字だけで
書かれている文を選びます。その文の中に数個だけ小2で習う
漢字があります。
この状態が既知情報+1です。
この例の場合だと、生徒は知らない漢字があっても前後の内容から
漢字の意味や読み方を類推できると思います。
4、インプットと量
アメリカにいる永住生の場合は、親子での会話や日本語でのテレビ番組視聴など
諸々の日本語の活動を含めて、1日2時間は日本語に触れる時間を作りましょう。
勉強という形式にこだわるのではなくても大丈夫です。
子どもが楽しく・気軽に取り組める内容でインプットをさせてみてください!
今回の内容についての動画はこちらから!
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