学校がある間は英語に偏りがち!夏休みこそ日本語を伸ばしましょう。
もうすぐシアトル周辺の学校が終わり、夏休みに突入しますね。
今年は雪の振替のため夏休みの開始が延びたとはいえ、
6月末から8月末まで…十分すぎる長さです。
学校では英語ばかり使っているため、日本語が弱くなりがちです。
夏の間は学校がないため、日本語に集中していきましょう。
あっという間に落ちていく日本語。
どのように伸ばしていけばよいでしょうか?
何が正解ということはありませんが、まずは「日本語に触れる時間を増やすこと」が大切です。
では、どのように時間を増やしていけばよいでしょうか?
日本語に触れる時間を増やそう!
「日本の親戚とお話ができるようになってほしい。」
「しっかりとした日本語を書けるようになってほしい。」
日本語のSpeaking・Writing(アウトプット)を上達させるためには、まずインプット量を増やすことが大切です。
日本語レベルが高いお子様は、「本を読む」時間を増やすことで、日本語力を伸ばしていきましょう。
多読?精読?
読書ができるレベルのお子様には、上の2種類の読書に挑戦してみてください。
今回は多読のやり方について説明していきます。
多読とは?= たくさん読もう!
簡単な本をたくさん読む方法です。
お子様が自分自身で読み進めることができる本を使ってください。
目安は、95%以上の単語・漢字を、辞書を使わずに理解できる本です。
この読書は、知っている単語が文中でどのように使われているのかを身につけるのに効果があります。
わからない言葉があっても辞書を使ってはいけません。
知っている単語や文脈から知らない単語の意味を予想しながら読み進めましょう。
そうすることで、日本語力が向上します。
逆に、辞書を使わないと知らない単語の意味を予想できない場合は、本のレベルが難しすぎます。
もっと簡単なレベルの本を選ぶようにしてください。
高学年なのですが、日本語で読める本がありません。
お子様の学年に合った内容の本を読む必要はありません。中学生が絵本を読んでもいいと思います。
私も最近『ぐりとぐら』の本を読みましたが、子供のころと違った印象を受けて新鮮でした。
とにかく、今のレベルからは簡単すぎる!くらいの本を選ぶことが楽しく続くポイントです。
漫画は多読に入りませんか?
漫画でも大丈夫です!特に、日本語レベルが高くないお子様には、視覚で状況を理解できる絵本や漫画がおすすめです。
最初は楽しく読んでいた本も、途中で飽きてしまいます。
多読の目的は、とにかく楽しくインプットすること。
途中で飽きてしまった場合は、その本を読むのをやめて、新しい本を読み始めましょう。
そもそも英語でも読書するのが苦手です。
目的は、日本語にたくさん触れること。
多読が苦手な場合、多聴(=たくさん聞く)で読書をする方法もあります。
例えば、ポートランド・シアトルのKinokuniyaで買える多読本(『日本語多読ライブラリー』など)には、
付属の朗読CDがあります。朗読の音声に合わせて本をめくってみましょう!
また、福娘童話集というサイトをご存知でしょうか?
このサイトでは、日本・世界の童話を朗読した動画がアップロードされています。
動画には字幕を付けることができ、耳だけでなく目からも日本語に触れることができるため、おすすめです。
個人的にはYouTubeのアニメや子供番組を視聴する際にも、日本語の字幕を付けることで、
リスニングだけでなく、リーディングの練習になります。
お子様が字幕をしっかり読むかどうかは…お子様次第と言わざるを得ません。
多読で日本語の語彙数を増やしたら
次は精読をしてみましょう。
精読は多読と違い、日本語で思考すること、アウトプットすることを目的とした読み方になります。
精読の仕方はまた別の記事でまとめます。
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