算数の文章問題に取り組むときに大事なことは、親は文章問題を音読してあげること。
アメリカオレゴン州とワシントン州にある学習塾、巣鴨アドバンススクールの御殿谷です。
算数の文章問題、多くの子が苦手とする分野ですよね。
例 小学2年生の問題
ビー玉が何こかあります。お兄さんからビー玉を 14こ もらったので、全部で 52こ になりました。初め、ビー玉は何個あったでしょう。
こういう問題があったとします。
「うーん、分からない。」と子供が言ったら、保護者の方はまず何をしますか?
一番やってはいけないことは、答えを言ってしまうことですよね。
「それは。。。38だね!」
これは最悪な対応です。
いえ、間違えました。
最悪な対応は、無視することなので、最悪はまぬがれていますね。
とにかく答えを言ってしまっては、ダメですね。
では、答えを教えることの次にダメなこと。
それは式を言ってしまうこと。
「うーん、52 – 14 だから。。。」
答えを言っていない、という意味では、上出来なのですが、式を言ってしまったら、文章題の意義がないですよね。
そもそも、文章題って何が大切なのでしょうか。
このAIのご時世に文章題を解く意義ってなんでしょうか。
世の中には、GPTchatなるものも出てきていますしね。
どんどん人間の領域がAIに奪われていっています。
話がそれたので、戻します。
文章題の意義。
それは、読んだときに、正しく想像がついているかどうか、にかかってきます。
文章題を読んでも、正しく想像ついていないのなら、その子の今後が心配ですよね。
世の中は、想像以上に読み書きで動いていますからね。
この問題の場合ですと、14こ もらって 52個 になった、という部分を正しく想像できているかが大事です。
なので、保護者が最初にするべきことは、答えを出すことでも、式を出すことでも、ヒントを出すことでもありません。
最初にするべきことは、
一緒に読んであげること
です。
一緒に読んであげることで、子供は読むための力を、正しく想像するために使えることになります。
子供としては、読むだけでも大変なのです。
その大変な部分を、親が行ってあげる。
子供は両手で荷物を抱えながら問題を解いているので、片方だけでも親が持ってあげましょう。
なので、親はまず文章題を声に出して読んであげること。
とりあえず、これをやってください。
文章題、まずは親が代わりに読んであげる。
それが文章題に取り組むための正しい親のファーストステップです。
それでも子供に分かってもらえない場合は、絵を書いたり、わざと大事なところを強調したりして対応してみましょう。
大事なことは、まず音読してあげること。
https://sugamoadvance.us/math_count_finger/
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