「巣鴨、いいカモ、〇〇かも」でお馴染みのポートランド・シアトル・バンクーバー(WA)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。レドモンド校の杉山です。
いや~、スコットランド戦すごかったですね!
福岡選手の松島選手へのオフロードパスがかっこよすぎました!
…今回もラグビーの記事だと怒られてしまいそうなので、違う話題で。
さて、こう見えて色々なことを習慣にするのがとても得意な杉山です。
例えば、
・朝起きた瞬間に数学の問題を解くこと
・毎日一定の時間を読書に費やすこと
・ちゃんと決まった時間に働くこと(笑)
・ワークアウトをすること
などなどが現在の習慣になっており、特に最後のワークアウトについては
アメリカに来てからほとんど運動していなかった状態から、毎日筋トレをするようになりました。
それに伴い、全然自炊しなかった生活から、ほぼ毎日自炊をする生活へと変化しました。
更に、今までは甘いものが大好きでよくケーキやクッキーを食べていたのですが、
最近は小麦粉を使ったものを控えるようになりました。
さらにさらに、糖質(炭水化物)の量と、たんぱく質の量を考えるようになりました。
特に、夜の8時以降は炭水化物を摂取しないようになりました。
このようにワークアウトから派生して色々な習慣が一気に身につきました。
今でこそ、習慣化のプロフェッショナル(仮)である杉山も、
昔は色々なことを始めようとして失敗を繰り返してきました。
以下、よくある失敗を書いていこうと思います。
失敗1 初めから高い目標を設定しすぎる!
何か始めようとしてもいつも三日坊主になってしまうA君。
でも、今日は新学期の初日で心機一転。
今年こそは苦手な漢字を克服しようと新たな目標を立てます。
それは、
「毎日100個漢字を覚える!」という目標です。
1日目、漢字を100個覚えるために漢字ノートに5回ずつ練習を始めました。
でも、100個の漢字を書き終えるまでに1時間以上も掛かってしまいました。
2日目も何とか漢字を練習しますが、今日も1時間以上掛かりました。
3日目は学校で嫌なことがあり、とても疲れていました。勉強どころではありません。
4日目は習い事が忙しく、勉強する暇がありませんでした。
…
こうして、見事に三日坊主になってしまいました。
A君のようになってしまったことはありませんか?
何か習慣を作るときに目標を高くしがちです。
ただ、原則として覚えておいていただきたいのは、
「人間は変わることに抵抗がある生き物」
ということです。
特に最初のうちはものすごく大変で、変化に対して本能的に拒否反応を起こします。
その反応により、1日さぼり、1日サボってしまったらもういいかと思い、
最終的に習慣化に失敗してしまうことが多いです。
なので、習慣化の第一のコツは
最初の目標をできるだけ簡単にすること!
「毎日漢字100個単語を覚える」なら、
→「毎日5個単語を覚える」など簡単な目標に置き換えることです。
どうしても100個にこだわりたいのなら「毎日100個漢字を眺める」など
誰でもできるような目標を設定します。少し物足りないぐらいがちょうどいいです。
そして、ある程度慣れてきたら、徐々に目標を上げていけばいいのです。
失敗2 二つ以上同時に始める
さて、失敗1で見事に挫折してしまったA君。
次は失敗しないように「漢字を2個覚える」という簡単な目標に変えました。
簡単な目標に変えてからは、10分もあれば覚えられるようになりました。
そこで、A君は今までできていなかった
「ランニング」や「英単語」も同時にできると思い立ちました。
失敗1で懲りているので、
ランニング →1日10分だけ走る
英単語 →1日10個覚える
のように、簡単な目標を立てました。
初日は漢字に10分、ランニングにも10分、単語は15分で終わりました。
2日目も同じように30分くらいで終わらせることができました。
3日目は、クラブ活動でとても忙しく、家に帰ってきたらすぐに寝てしまいました。
4日目は、雨が降っておりランニングができませんでした。
「ランニングができないから、今日はどうせ目標を達成できないし、
漢字も英単語もしなくてもいいや…。」と開き直ってしまいました。
こうして、またも三日坊主になってしまったA君でした。
これは新年や新学期など、皆さんのモチベーションが高くなる時期に起こる現象です。
今年は運動もして、食事にも気を付けて、資格習得に向けた勉強も頑張ろう!と
目標をいくつも作り、結果として失敗してしまうパターンです。
失敗1でも書きましたが、人間は変化に対して拒否反応を示します。
1つでもダメなのに、まして2つ3つなんて変化させるのは無理な話です。
まずは、1つの習慣(習慣①)だけ取り組み、
それが習慣化したら習慣②に取り組む。
これが鉄則です。
ポイントは、習慣①が本当に定着するまで続けること。
上記のように、人間は変化に対して拒否反応を起こす動物です。
今度は、その反応を利用して習慣①を維持することができます。
失敗3 1日守れなかったら、
気持ちが切れてしまう
失敗を重ねたA君。3度目の正直ということで、今回は漢字だけに集中します。
最初の苦しい数日間をクリアし、失敗1・2も何とか克服したころ。
何となく漢字を練習するのが習慣化してきた気もします。
そんなある日。
A君はお友達と遊ぶ用事があり、帰りが遅くなってしまいました。
明日も朝早いので、漢字の練習をせずに寝てしまいました。
翌日。昨日は漢字ができなかったので、今日こそはしっかりと練習しようと思っていましたが、
その日は学校からたくさんの宿題が出されてしまいました。宿題をこなすのに精いっぱいで、
結局漢字学習ができずじまい。その翌日からは、もう漢字を練習する気力が起きませんでした。
個人的な意見として、三日坊主でも良いと思っています。
いけないのは、三日坊主が単発で終わってしまうことです。
要は、三日坊主を100回繰り返せば1年続いているということです。
みなさん色々な予定があるので、忙しくて目標を達成できない日もあります。
1日できなかったからといって
気持ちを切らさずに、
また次の日から淡々と続ければよいだけです。
そのブランクが短ければ短いほど、戻すのが簡単です。
「1日たりともサボりたくない」と考えている人もいるかもしれません。
どんなに忙しくても絶対に実行できるように、
「失敗1に書いた解決策(=目標はできるだけ簡単に)」があるのです。
まとめ
物事を習慣化するには様々なテクニックがありますが、
-
目標をできるだけ簡単にする
-
習慣化したい目標を1つに絞る
-
次の日から淡々と再開する
以上、ぜひお試しください。
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