「親が1番の味方ですね」と肩幅の広い爽やかな青年は言った。
彼が小学1年生の時に、当校に通い始め、小学4年生の時に帰国。
その後は、アメリカに戻りたいと、当時では珍しく当校のオンライン授業を受講。
アメリカのボーディングスクール合格のために猛勉強。
当時80点だったTOEFLを110点に持っていき、Andoverという全米でも有数なボーディングスクールに合格。
現在は、公益財団法人柳井正財団の奨学金を勝ち取り、UPennにてorganic chemistryを専攻中。
そんな彼にインタビューをしました。
ポートランド、シアトル、バンクーバーにある巣鴨アドバンススクール・ポートランド校の御殿谷です。
Upennとは
University of Pennsylvaniaとして、1740年に創立。
あのベンジャミンフランクリンが創設した大学です。
ベンジャミンって誰?って思うかもしれませんが、アメリカの独立を支えた人物の一人です。
また日本ではあまり聞かないかもしれませんが、Upennはハーバード大学やコロンビア大学を含むIvy Leagueの8つの大学の1つです。
卒塾生
そんな大学で化学を専攻している青年。
彼が水泳に勤しんでいたのは、彼が小学1年生の時。
小学4年生の時には日本に帰国。
その後は、日本のインターナショナルスクールに通うも、アメリカに戻りたいと、猛勉強。
この時でした、再度うちに問い合わせがあったのは。
目標は「TOEFL90-100点、
当初80点と十分高い点数でしたが、スカイプ授業(zoomも無名だった時代です)でトフルの勉強。
結局110点にまで点数を上げて全米でも有数なボーディングスクールに合格。
ボーディングスクールでは特に最初の1年目は大変だったようで、毎日必死でクラスのディスカッションに食らい付いていたようです。
大学院では薬の研究をしたいようで、修士までを4年間で終わらせる予定だそうです。
将来は日本の研究者として日本に貢献したい、とのこと。
キーワード:親への感謝
彼が小学1年生の時のことを覚えています。
当時から勉強はできてはいましたが、まさかアメリカに戻ってくるとは。
私は、本当に嬉しく思います。
何が嬉しいか、というのは
彼が優秀なボーディングスクールに行ったとか、財団の奨学金を勝ち取った、とか、Ivy Leagueの大学に通っているとか、そういうことではなくて。
「親が1番の味方」と言っていたこと。
ボーディングスクール時代は、毎日のように日本にいる親に電話をしていたようです。
世の中のエリートと呼ばれる人の中には「自分の活躍が当たり前」「自分は努力してきた」と民衆を下に見てしまう人が多いのが現状です。
どれだけ自分が恵まれた環境にいるのかを感謝することなく。
ただ彼は親を大事にする姿勢、周りへの感謝の気持ちがあふれていました。
そのことが私は何よりも嬉しく思いました。
これから色々と世間でも揉まれることでしょう。
でも、親を大切にできる人材、周りへの感謝を忘れない人材は、より多くの人を支え、周りを大事にできる人材へと成長してくれることでしょう。
彼の成長をズーム越しながら伺うことができ、私自身も若者に負けてられないぞ、と改めて思った次第です。
アメリカの大学に興味のある生徒はぜひ柳井正財団へ。
以下は参考リンクです。
University of pennsylvania: Department of Chemistry
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