ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
本日のテーマは「英語上達のためにすべきこと」です!
今回の内容について
1、単語
2、リーディング
3、ライティング・スピーキング
4、リスニング
1、単語について
結論、単語帳は2種類用意するのがおススメ!ということです。
英語は言語なので、やはり語彙力は必須。
アメリカに来て少し英語が喋れるようになった生徒たちでよくありがちなことは、
本当に基本的な単語を使いまわして何とか対応するということです。
まさに、使える英語だけを使って現状を乗り切っているという感じです。
https://sugamoadvance.us/kikokushijo_learning_english/
その場当たり的な英語力で対応していると
以前に書いたブログのように、ペラペラな帰国子女になってしまいます。
でも、なぜ単語帳が2種類も必要なのでしょうか?
ここで言う単語帳とは、以下の2つです。
①市販の単語帳
②自分で作るフレーズ集(単語帳)
1の単語帳の役割としては、わからない単語とわかる単語を素早く区別すること。
そして、わからない単語を高速で覚えていくために使用することです。
この単語帳も自作したいという意識の高い人もいるかもしれませんが、
時間ばかりが掛かってしまい、挫折する可能性が高いです。楽できるところは楽をしましょう。
単語の覚え方は以前ブログでも書きましたが、早く周回を回すことです。
人間1日で8割ぐらいの単語を忘れてしまう訳ですから、
週に10個ずつダラダラと覚えていても、全然語彙数が増えないです。
100個ぐらいをうろ覚えでも良いので、何回も見て覚えましょうということです。
2つ目の単語帳は、自分で作るフレーズ(単語集)です。
現地校で1日生活していると、あーこの表現が言えなかった…とか、
友だちや先生が言っていた表現で使える言い回しに遭遇する場面があります。
ある表現が言えなかった場合、その表現を日本語でメモしておきましょう。
そして、お家に帰ってからインターネットで調べてみましょう。
ほとんどの場合で英語訳が見つかるはずです。中にはガセネタもあるかもしれません。
それを防ぐために、日本語で調べて出てきた例文を、もう一度英語で検索すると良いかもしれません。
2、リーディング
語彙力や思考力を身に付けるためにリーディングも必須であると言えます。
リーディングの利点としては、無味乾燥な単語帳だけでは覚えづらい単語を
物語や面白い内容を通じで、流れで抑えることができるということです。
やはり、流れやつながりがある出来事や単語の方が覚えやすいですよね。
リーディング(多読)を通じて、大量の英文に触れることで英語に対する
体力を養成することができるという点でもリーディング学習は非常におススメです。
ただ、リーディングではレベルの高すぎる題材を扱ってしまうと、その学習効果は
薄くなってしまうと言わざるを得ません。だって、わからない単語が大半だった場合、
読むのに挫折してしまいますよね?
目安は知らない単語が2割以内ではないでしょうか。
ほとんどの単語を知っている状況であれば、数単語わからなくても
前後の流れから類推することは簡単であると言えます。
こういった形で、長文をしていくうちにジワジワと単語力が増えていくのが
実感できると思います。
また、リーディングをするときに気を付けることは、
①すべてを日本語に訳そうとしないこと
②返り読みをしないこと
返り読みとは、英文は左から右に書かれていますが、
何度も右左に戻って読んでしまうことです。
これだと文を読むのに時間が掛かってしまうため、しないように意識付けをしましょう。
これらを解決するために、文法力が必要になってきます。
例えば、以下のような3つの英文があります。
I made a list.
He made me a suit.
It made me sick.
文法力がない人は、すべての英文をmake(作る)として処理しようとします。
一方で、文法力のある人は構造を分析して、最後の文章はSVOCだ!
→だから、makeは(~する・~させる)みたいな意味になるぞ!
…というようなことがわかります。
文法力があって構造をとらえてシステマティックに読んだ方が
早く正確に英文を読むことができますので、高学年の生徒は文法をしっかりマスターしましょう。
3、ライティング・スピーキング
この2つは実は密接に結びついています。
前提としては「書けないものは、言えない」ということです。
なので、ここでは如何にして書けるように、言えるようになるのか?ということです。
ある程度、文法・単語の知識が頭に入ったら、実際に作文をしましょう。
ジャーナリング(日記)ということです。日常で起こったこと、自分が思ったことを
5行程度(5文程度)で構わないので、英語にしてみましょう。
最初は翻訳機を使ってしまっても構いません。
そして、できればそれを先生などに見てもらい、添削してもらってください。
そうしてできた、正しい作文のうち、使える表現や文を、オリジナルのフレーズ集に
加えていきましょう。そうすることで、使える表現が少しずつ増えていきます。
また、スピーキングに結び付けるためには、
こうやって書き溜めたフレーズを何度も何度も口に出して音読することで、
口や頭に馴染ませることです。何も見なくても自動的に出てくるようになるまで、
繰り返し単語を音読することをおススメします。
4、リスニング
簡単そうに見えて一番難しいのがリスニング。
理由は簡単。今までの1~3の技能はすべて自分のペースでできるのですが、
リスニングだけは相手のペースに合わせなければならないからです。
アメリカで現地校に通っていると、一日中リスニングをしているわけですから、
それ以外の勉強をコツコツとやっていると自然とリスニングもできるようになります。
1つアドバイスをするとすれば、発音はまねた方が良いということです。
理由は、
①発音が通じなくて何度も「え?」と言い返されると、めげてしまうこと(笑)、
②発音が向上すると、リスニング力も上がるからです。
発音できない音は、聞き取れません。ましてや、いつまでもカタカナ英語を使っていると
アメリカ英語とは全く違うため、聞き取れないはずです。
逆の場合を考えていただけるとわかりやすいです。
先日、日本人ではない方と日本語のレッスンをしていた時の話です。
生徒「きょーかしょー(?)食べにいきました。」
私「??? Did you go to eat a textbook?」
生徒「No, きゅーかしゅー(?)食べに行きました。」
…これ何だったと思いますか?私は全くわからなかったので、内容を聞いてみました。
すると、この生徒は『休暇中』と言いたかったのでした。
要は、「お休みの日に、お友達とご飯を食べに行った」そうでした。
それが、教科書を食べるってね…(笑)
このように、日本語でも発音が崩れると意味がわからなくなります。
その生徒は正しい音を出すのがまだ苦手なので、リスニングも非常に弱いです。
ましてや英語は日本語より倍近く音素があります。
確かに日本語では「あ」と言える音も、英語だと何種類か言い方がありますよね。
つまり、日本語よりも英語の方が音に厳しい言語なのです。
そして、日本語の英語発音はアメリカ英語の発音と全く違います。
そのため、フォニックス等で発音の練習をしてみてください。
リスニングでもクリアに聞こえる場面が増えるはずです!
今回の内容についての動画はこちらから!
15分以上も撮影したのに、編集してみたら6分弱。。
動画づくりは楽ではありません(笑)
いいね、チャンネル登録をして下さると嬉しいです!!
インスタグラムでの英語表現集はこちらから
https://www.instagram.com/sugamo_english
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