生徒からの質問。「英語の文法って本当に大事ですか?」
ポートランド・シアトル・バンクーバーWAで展開中の学習塾の巣鴨アドバンススクール。
ポートランド校教室長の御殿谷です。
正しい文法へのこだわり
この生徒の質問は本当に的を射ていて。
私も「英文法なんてできなくてもいいんじゃない?」って思っていました。
もちろん、その不必要な理由があるわけですよね。
大半の人は以下のような理由で、英文法なんていらないよ、と言います。
「正しい文法にこだわるから、日本人は喋れないんだよ」
本当にそうなのでしょうか。
多くの日本人が英語を喋っているときに「あれ?これって文法的に正しいのかな?」と考えるわけです。
例えば
I go to Portland Downtown yesterday…..I went toか。。。と。
聞いてる方としては、goだろうがwentだろうが、yesterdayって言ってくれたら分かるよ、って感じですよね。
そう、文法なんて合ってなくても、通じるんですよ。
過去形が現在形になっていようが、通じるんです。
通じるから、英文法なんていらないよ。
これが冒頭の生徒からの質問の背景でしょう。
通じれば文法なんかいらないんじゃないか、と。
回答
「英語の文法なんて必要ない」という彼の発言、質問に対して私はこう答えました。
「確かに!通じればいいんだよね。通じれば。通じてもいないのに、文法気にしていたら価値的ではないよね」と。
「でもね、通じるだけで良いレベルのコミュニケーションってね。うーん、なんて言えばいいのかな。
例えば、ちょっとした会話なら良いよ。
天気がいいね、とか。昨日なにしたの?とかいうちょっとした会話レベルならね。
でもね、もう少し込み入った話になってくるとね。非常に面倒なんだよね。
我慢を強いられるの。特に文章で書いてあると、本当に気になってしまうんだけどね。」
え?どういうことですか?生徒は聞いてきます。
「うん、例えば、そうだなぁ。先生はよく文章を読むのだけれど。
それこそ、スマホでもニュースを読んだり、文献を読んだり。
フェイスブックだって色々な人が投稿している内容を読むわけ。
そんな時に、文法が著しく間違っていると、正直読む気をなくすんだよね。
目の前に人がいて、話を聞いている分には聞くよ。
この人文法ひどいから、話聞きたくないなって思わないし。
とにかく聞くんだよ。でもね。長時間、文法が間違いだらけの英語は正直聞いてられないんだよ。
日本語としても考えてみてよ。
文法が間違っている日本語と、文法が正しい日本語と。
この前、ラインとかでも、変な日本語の詐欺があったじゃない。
ギフトカード買ってきてください、っていう。」
生徒「あぁ、ありましたね!うちのお母さんも、ライン乗っ取られたって言っていました。」
「そうそう、それで大抵、その日本語って変なんだよね。
文法とか変なの。
だから、多くの日本人は気付くんだよ。
あれ?この日本語おかしいな、怪しいぞってね。
ちなみに優秀な詐欺師は、しっかりした日本語使うんだよ。騙すためにね。」
生徒「そっか、だから文法って大事なんですね。納得しました。」
「うん、文法が変でも、1対1で喋っている分には通じるよ。
でもね、これが読み書きになると、文法って大事になるんだよね。
だから、巣鴨アドバンススクールの生徒たちは、最初からちゃんとした文法で英語を学ぶわけよ。
どうせやるなら、最初から正しい文法入っていた方が楽だからね。」
まとめ
英文法を気にするから日本人は英語が喋れない。
本当に正論です。
反論の余地はありません。
しかし、アメリカに駐在として来た子供達には当てはまらないんですよね。
だって、日々大量の英語を現地校で浴びているんですから。
日本で英語を学ぶ子どもたちとは全く環境が違うのですから。
英文法、最初からしっかり頭に入れておきましょう。
後から楽になりますからね!