英検って受けておいた方がいいですか?
という質問をよく受けます、ポートランド校のみとのやです。
もったいぶらずに、回答から。
はい、英検は受けておきましょう!
英検とは
英検というのは、英語検定の略で、日本の文部科学省も認定している試験になります。
中学受験、高校受験、大学受験と幅広く受け入れられています。
帰国子女のひとまずの目安は、英検2級。
だいたい日本の高校生終了レベルの英語力ですね。
英検2級あれば、現地校の宿題なども自分で終わらせられる事でしょう。
英検2級までは、準会場でも受験可能です。
巣鴨アドバンススクールのポートランド校も英検の準会場となっております。
英検2級が取れたら、ぜひ準一級にも挑戦しましょう。
2級から準一級の壁は相当厚いのですが、挑戦する価値はあります。
英検準一級を取れれば、大学受験などにも有利に働きます。
準一級を受験するには、アメリカ国内ですとロスやニューヨークに行って受験する必要があります。
英検の注意点!
受験に有利だから英検を受けるという流れ、私は嫌いです。
多くの方に英検をお勧めしている私ですが、正直、英検の限界も感じています。
え?この子が2級受かっちゃうの?という子が合格しているのも見てきました。
もっと英検2級の単語帳とかをやらせたいのに、受かっちゃったからもう英検の勉強は要りません、ということに。
たまたま2級を受かった子が、準1級の勉強なんて無理ですよ。
本当に残念です。
どの級もそうですが、合格といっても、6割で合格なのか9割で合格なのかで大きく違います。
9割はできるようになってから、次の級の勉強をするのが理想です。
また英検は4択の問題がほとんどのため、ラッキーな子であれば何となくで合格できてしまいます。
今まで、この子に英検2級レベルの英語力はない!と思う子たちが何人も合格しているのを見て、確信しています。
英検に合格するためだけだったら、アメリカに5年も滞在していれば感覚で合格できるものだ、と。
なんのために英検を受けるのか
そもそも、どうして子供たちに英検を受けてもらいたいのか、というと受験に有利に働くからではありません。
自分の英語のレベルを把握するためなんです。
アメリカの現地校に通う帰国予定の子供は、周りの現地の子たちの英語力に圧倒されます。
本当に苦しい日々を送ります。
それこそ、どれだけ努力しても、現地の子達との英語力の差は埋まらないように思ってしまいます。
どれだけ勉強しても、私の英語力なんて、と思っても仕方ありません。
そんな状況で、英検という指標は非常にわかりやすいな、と思うのです。
1年目で英検5級を合格した、となったら子供は嬉しいです。
4級も合格、3級も。そうやって少しずつ前進しているのがわかったら楽しく思えるものです。
わかりやすい指標として、英検はうってつけなのです。
充実感も大事!
ただ一つだけ忘れて欲しくないことが。
しっかり勉強して、検定試験に臨むから充実感があるんですよね。
なんとなく受験して、なんとなく合格しても全く充実感はありません。
そこに喜びはありません。
たまにいますけどね。
アメリカに4年もいるし、とりあえず英検2級受けさせてみよう、って人。
それで受験して、合格したところで、子供は何も嬉しくありませんよ。
だって、英検のための努力はしていないし、充実感も生まれませんから。
私も英検1級に合格した時、全く充実感はありませんでした。
なぜなら、アメリカの大学院を卒業した、その足で何となく受けただけですから。
合格できた!ラッキーとは思っても、何の準備もしなかったので、正直そこに充実感はありませんでしたね。
残ったのは虚しさだけでした。
英検1級を持っていていいことがあったかと言われると。
英検1級とっても嬉しくも何ともなかったです、と堂々とブログで言えることでしょうか。
英検というのは、受験に有利ではありますが、そのために受けるのって何だか寂しいものです。
どうせなら、頑張った!充実している!って子供たちには思ってもらいたいじゃないですか。
充実こそ、人生の生きる意味だと思うんですよね。
目標達成のために頑張って勉強して、やっとの事で掴み取った合格ほど価値のあるものはありません。
ぜひ、英検に挑戦して、充実したアメリカンライフを送ってもらえればと思っています!
英検対策も、巣鴨アドバンススクールでは実施中です!
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