帰国子女入試の大学入試。
どのような意見をお持ちでしょうか?
「帰国子女受験=簡単?」
「何から準備したら良いかわからない?」
「一般入試と何が違うの?」
結論
帰国子女大学入試は一般入試とは別枠を設けており、
受験内容は大きく異なります。
したがって、志望校に合わせた対策をすることが大切です。
試験科目について
文系学部か理系学部かによって試験科目は変わってきます。
また、受験する大学によっても受験科目が異なってまいりますが、
一般的に、
文系学部…小論文・面接・英語
理系学部…数学・理科・面接・英語
というのが基本的な試験科目になります。
では、アメリカにいるうちに何を準備すれば良いのでしょうか?
→準備しなければならないことは、大きく分けて以下の項目になります。
・現地校関連
・小論文対策
・英語について
・学科試験について
現地校関連について
『現地校対策として、まずはしっかりと成績を取るようにしましょう。』
という話を聞いたことがあるかもしれません。
→多くの学校では現地校の成績を提出することを求められておりますが、
実際は『現地校の成績は参考程度である』場合が多いです。
帰国子女入試は全世界から帰国子女が受験します。
滞在国が違えば、教育課程や教育レベルも異なります。
したがって、同じ尺度で成績を測るのが難しいのです。
参考程度とは言っても、成績は良いに越したことはありません。
特に高校1年生の成績が悪かったとしても、後の学年で良い成績を取り、
GPAを上げておくと印象が良いことは間違いありません。
現地校関連では、学校の成績がすべてではありません。
・部活動
・ボランティア活動
などの課外活動を通じて、どのようなことを学んだのかを考えておくことが
面接対策にもなります。また、課外活動や学校生活を通じて異文化と体験することで、
どのような障害があり、どのような学びがあったのかをまとめておくと良いでしょう。
・小論文対策について
具体的な小論文対策をする前に、進めておくことは以下のことです。
・漢字をしっかりと書けるようになりましょう。
→小論文は手書きの試験ですので、予測変換は使うことができません。
日本の高校生レベルまでの漢字の読み書きをできるようになってください。
・社会時事に興味を持っておくこと。
→小論文は学部のテーマに沿った時事問題から出題されることが多いです。
日本とアメリカで何が起こっていて、何が問題となっているのかに興味を
持っておくようにしましょう。また、文系学部を志望する場合は、
日本の近現代史を学んでおくことをお勧めいたします。
・英語について
英語についても、学校・学部により、TOEFLのような外部試験を利用する学校と
独自試験を受験しなければならない学校があります。
・学科試験について
文系の場合は小論文の他に、現代文が課される場合があります。
理系の場合は、理科・数学の筆記または口頭試問がある学校が多いです。
理数の試験では公式集の持ち込みは認められていないため、暗記するようにしてください。