ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)の学習塾、
巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
今回のテーマは『バイリンガルと年齢』です。
今日のお話
1 バイリンガルの5つの時期とは
2 それぞれの時期における、言語との接し方
3 バイリンガル教育における「臨界期」とは?
1、バイリンガル教育における5つの時期とは?
・ゆりかご期(0~2歳)
・子ども部屋(2~4歳)
・遊び友達期(4~6歳)
・学校友達前期(6~9歳)
・学校友達後期(9~15歳)
年齢とともに、子どもの行動範囲が広まり、
そのまま5つの時期の名前に反映されているのがわかりますね。
2、それぞれの時期における言語教育
前提として
『母語が育たなければ、第二言語も育たない』
このことを頭に入れておいてください。
なので、すべきことは
『母語を固める→第二言語に挑戦させる』
という順番です。一般的に、母語→第二言語の流れの方が
バイリンガルになる可能性が高いと言われています。
では、母語を育てる具体的な時期は?
上の5つの時期で言う所の「ゆりかご」「子ども部屋」
具体的には、0~4歳の時期になります。
特に、0~2歳の時期、赤ちゃんの頭の中は
何もない真っ白なキャンパスのような状態です。
親が愛情を持って母語で子育てをすることで、
言葉そのものだけでなく、においや表情など5感すべてを使って、
言語を吸収しようとします。
0歳の赤ちゃんは当然本の内容を理解することはできませんが、
この時期から読み聞かせをして、
・いろいろな言葉(音)に触れさせること
・文字という概念があるということ
2つを理解させることが大切です。
第二言語を伸ばすのに一番良い時期は?
一般的に、上の3~4番目「遊び友達」「学校友達前期」の時期、
具体的には4~9歳くらいまでの時期が一番良いと言われています。
この時期は耳が非常に良いので、
耳から新しい言語・言葉をどんどん吸収していきます。
子どもが幼稚園や小学校に通い出して、
「そんな言葉どこで覚えてきたの?」
と、感じたことはありませんか?
それは、学校でお友達や先生との交流から
様々な言葉を柔軟に吸収しているからと言えます。
ただし、注意点としては、言語環境を急激に変えすぎないこと。
例えば、日本語100%で子育てをしていたのに、次の日から
100%英語で子育てをするなどです。
子どもたちが急な環境変化に混乱してしまい、その結果
・情緒が不安定になってしまう
・母語の成長が止まってしまう可能性がある
3、言語習得の臨界期とは
一般的に9~10歳のあたりに言語習得の臨界期があると言われています。
これはあくまで、自然に言語を習得する場合には、
9歳までの時期が一番入りやすいという意味です。
10歳を超えたあたりからは、文法・単語など
基礎をしっかり固めた学習をすることで、
高いレベルまで第二言語を身に付けることが可能です。
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動画についてはまだまだ不慣れなので、甘めに見てください。
(実はTake 5くらいまで撮っています(笑))
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