「現地校って何が大変?」と生徒に聞きました。
ポートランド・シアトル・バンクーバーWAで展開中の学習塾の巣鴨アドバンススクール。
ポートランド校教室長の御殿谷です。
渡米して1年になる小学生5年生にこんな質問をしました。
「現地校って何が大変?」
すると彼はこう答えてくれました。
「先生が言ってることは分らないし、友達が言っていることも。本当に訳が分らず1日が過ぎていくのが大変です。でも、最近はやっと先生が言っていることが分かってきました。」とのこと。
「そうか、本当によく頑張ってるね」と彼に伝えました。
そうだったなぁと自分の過去を思い出した次第です。
私自身、父親の仕事の都合で小学4年生で渡米した身です。
当時、家の目と鼻の先にあった現地校に行くのが本当に億劫でした。
毎朝、嫌で嫌で仕方がなかったのです。
何を言われているのか分らない日々。
クラスメートは全く相手にしてくれず。
クラスにいる日系人の友達が唯一の助け舟。
「ね、今何すればいいの?」とよく彼に聞いていたものです。
ただ日系人の彼は彼の友達がいるために、私の対応をするのが面倒そうでした。
唯一の助け舟にも見放され。
一人で寂しい思いをしたものです。
唯一、算数のクラスだけは意味がわかりました。
日本でやったことのある計算問題。
クラスメートの誰もが驚くべき速さで私だけ問題を解いていきました。
ただ、誇らしかったのはその一瞬のみ。
文章問題になると途端に解けなくなる自分。
英語のクラスでは、ESLクラスに行きなさいと言われ、一人だけでESLの教室に歩いていったものです。
土曜日に日本人補習校に通っていたのですが、そこだけが唯一のストレス発散場所。
とにかく友達と日本語で話をして、1週間ために溜めたストレスを発散していたものです。
当時の私は、父親の赴任期間である3年をどうやり過ごすかしか考えていなかったものです。
だいたい渡米して半年後くらいでしょうか。
やっとの事で、Phonicsの存在を知ったのです。
「MAKE」 というのは、最後に「E」 があるから手前の「A」が「エイ」という発音になるのか!と。
phonicsを知った当時の私は感動さえ覚えていました。
そこからです。徐々に徐々に、英語に興味を持っていったのは。
巣鴨アドバンススクールでは、渡米したばかりの生徒たちには、まず基本中の基本であるphonicsを学んでもらいます。
まずはしっかり読めるようになること。
読めるようになることが一番大事です。
話せるとか聞けるとかは、現地校に通い続けていればある程度できるようになります。
しかし読み書きに関しては、自然とできるようにはならないのです。
このPhonicsの存在を知っていたら、私の最初の半年間を短縮できたのだと思っています。
渡米したら、まずはPhonics。
これだけを覚えておくだけでも、私のように半年間を無駄に過ごさずに済みます。
もちろん、お近くに巣鴨アドバンススクールがありましたら、ぜひお越しいただければと思います。
その子その子のペースに合わせて、指導していきます。