ポートランド・バンクーバー・シアトル(レドモンド)にある学習塾、巣鴨アドバンススクール。シアトル校の杉山です。
新学期が始まり、早いもので1か月。
夏休みの間は日本で羽を伸ばしていた生徒たちも学校生活に慣れてきたころですね。
本日のテーマは
「駐在生徒の英語ー10の質問」について書いていこうと思います。
特に、アメリカに来て年数が浅い生徒が陥りがちな部分についてお話していきます。
Q1 アメリカにいれば英語が勝手に上達しますか?
A1 年齢によってはYesです。
特に、学年が低い生徒は現地のお友達との触れ合いの中でリスニング・スピーキングの
能力を順調に伸ばすことができます。
ただ、大切な点としては英語の単語・文法などの基礎がしっかりしていないと
英語力の伸びが頭打ちになってしまうということです。
文法の基礎とは、日本の中学校レベルの英文法のことです。
Q2 低学年の生徒は英語だけ頑張らせれば大丈夫ですか?
A2 日本語の維持が本当に大切です。
小学校低学年の生徒はあっという間に英語を上達させることができます。
一方で、日本語力が落ちるのもあっという間です。
英語力の上達については、母語の能力と大きく関連しており、母語よりも第二言語が
できるようになることはありません。なので、母語である日本語をしっかりキープ
さらに伸ばしていくことが、英語力を伸ばすことにもつながってきます。
Q3 お友達とコミュニケーションはできているようですが、英語学習は必要ですか。
A3 一見スピーキングができているかもしれませんが、お子さんの話している英語を注意深く
聞いてみてください。同じような単語を何回も使ったり、間違った文法を使ったりしていませんか?
話しているだけではわからない場合は、お子さんに文を書かせてみてください。
意外と、本当に簡単な文でも間違えて覚えていることもありますよ。
Q4 子どもが内向的なため、英語を中々話してくれません。
A4 日本人のお子さんの中で、同じようなケースの方は多いです。
緊張して話せない。話す経験をしないからとっさに英文がでてこないし、
だから更に話したくない…。というループを繰り返している子がいます。
そういったお子さんに対しては、心理的なハードルを少しずつ下げてあげる必要があります。
まずは間違っても良いので、とにかく英文を作ってみる練習をすることです。
Q5 アメリカにいるのに文法の勉強は必要でしょうか?
A5 はい、必要だと言えます。
文法は英語を運用するルールです。ルールを知らずにやみくもに英文を作るよりも
ルールをしっかり理解した上で、日常や学校生活で試すことで上達スピードが格段に上がります。
Q6 文法のテキストを進めるだけで大丈夫ですか?
A6 文法のテキストを進めることを目的としないでください。
大切なことは、文法の知識を使って正しい文を作れるようになることです。
巣鴨の授業では、生徒が本当に理解できているか確認するために時々前の単元を復習しています。
Q7 4技能(スピーキング・リーディング・スピーキング・ライティング)を伸ばすために、ご家庭で優先すべきことは?
A7 言語の学習として「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の
順番で進めていくのがスムーズです。アメリカにいる以上、学校でリスニングは日常的に
実施しているため、ご家庭でできることはリーディングの能力を伸ばすことです。
Q8 英語の上達のため、アメリカ人の友達を作らなくてはいけませんか?
A8 自然にアメリカ人の友達が作れれば良いですが、そこまで気にしなくても良いです。
むしろ、ノンネイティブ同士でコミュニケーションをとる方が、最初は自分の英語に
自身が持てるようになると思います。
Q9 英検などの資格試験は受けた方が良いでしょうか?
A9 強制ではありませんが、自分の現在地と上達度を知るためにテストを受けるのをおススメしております。
アメリカに来て1年で英検3級、2年で2級を目標に頑張ってみて下さい。
Q10 いつまでも英語に自信がなく、恥ずかしいです。
A10 アメリカは英語が公用語ということもあり、多くの人が英語ネイティブです。
そういった人に囲まれていると、いつまでたっても自分の英語に自信を持てないですよね。
大切なことは、過去の自分と比べてどのくらい成長しているかということです。
少しずつ着実に英語力を伸ばしていきましょう。継続は力なりです。
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